長く付き合いのあった友人であっても、タイミング一つで絶縁にまで至ってしまうこともある。埼玉県の50代女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収200万円)は、「心配して久しぶりに連絡をしたのに…」と拍子抜けした経験を振り返る。(文:草茅葉菜)
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「その間の会費はどうなるのか」という愚痴
30年ほど前、勤務先で知り合い出産で退職した後も電話や手紙で連絡を取っていた友人がいたという女性。あるとき友人の住む地域で災害があり、電話もしばらく不通になっていたので日を置いて何度かかけていたという。
ある日やっと電話がつながり、無事なことを確認したまでは良かったが、通話の大半は
「彼女が入会しているスポーツクラブに対する不満だった」
というのだ。そのスポーツクラブも被災したため、当面の間利用ができなくなったらしく
「その間の会費はどうなるのか」
「会費を払っているのに利用できないのはどういうことか」
などとこぼしてきた。女性は
「私に対して言ったところで何の解決にもならないばかりか、心配して久しぶりに連絡をしてきた友人に話すことなのかとあきれてしまいました。その後引っ越しを機に年賀状も出さなくなり絶縁しました」
と綴る。友人は被災で動揺して意味のない愚痴を言いたくなってしまったのかもしれない。しかし女性を心配して損をした気持ちにさせてしまったようで残念な話だ。