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置き配の指示や再配達の調整も! 集合住宅のインターホンと入居者アプリを連動させたシステムが登場

2023年02月17日 09:12  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
Robot Homeは2月14日、子会社であるResidence kitがパナソニックと共同開発を行ったインターホンシステムを導入した物件において、今月の竣工を発表した。


Residence kitでは、アプリ開発から物件の企画、管理までを一貫して行い、不動産におけるDX化を実現。独自で開発したソフトウェアおよびアプリケーションである「Residence kit for Customer」は、IoT機器の操作だけでなく入居している物件の管理会社とのやり取りもアプリひとつで行うことができる。



今回の共同開発では、パナソニックが開発したインターホン機器と入居者アプリとの連携を行うとともに、パナソニックも入居者アプリと連携するためのソフトウェアを開発。

これにより、既存のインターホンシステムである「kit HOME ENTRANCE」にくわえ、共同開発したインターホンにおいても入居者アプリ上で操作が可能になった。



共同開発したインターホンは、共同住宅用自動火災報知設備として機能。現在同社が開発している集合住宅だけでなく、同インターホンを導入する中・大型マンションでも入居者アプリを使用できるようになる。



インターホンと連動した入居者アプリを活用することで、訪問した宅配業社と直接コミュニケーションをとり、玄関先への置き配の指示や、次回配達タイミングの調整などを行うことが可能。短時間の外出中に配達に来た場合にはその場で置き配を指示し、長期間留守にする場合は日程の調整を行い、再配達を1度で済ませるなど、ユーザー・宅配業社双方の負担を低減させることにつながるという。



インターホンを初導入するのは、2月20日に竣工予定の千葉県松戸市の物件。今後は同社の標準設備としてインターホンの導入を進めていく。(フォルサ)