Text by CINRA編集部
特集記事「PERSONA 井口理の実像と虚像」が2月20日刊行の雑誌『SWITCH Vol.41 No.3』に掲載される。
同号では、King Gnuのボーカリストに加え、役者など幅広く活動する井口理を50ページにわたって特集。スタジオセットで撮影された「表現者・井口理」と屋外でモノクロームで撮影された「人間・井口理」の全20ページ撮り下ろしフォトストーリーや、「音楽」「役者」「メディア」「パーソナル」の4つのテーマで自分自身について語る計1万4千字のロングインタビュー、昨年12月から始まった同特集の制作期間(2022年12月14日~2023年1月29日)に井口が記した日記が掲載される。
「井口理像」を壊し、新しい「井口理」に出会おうとしていたという井口が表紙撮影のテーマに選んだのは自身の「遺影」。その理由について、インタビューで「今回の表紙のビジュアルは今の自分が考えていることを形にしたいと思い、意見を言わせてもらったんです。そういうことは今までならあまりなかったんですけど。つい最近まで本来の自分ではない自分を演じていた自覚があったし、本当の自分なんて知られなくていいとさえ思っていた。戯けたり去勢を張ったりして突き進んできた。でも、そういうある意味作られたというか、本当の自分とは違う虚像の自分に、これから先みんなについてきてもらうのは怖いことだなと思ったんです。もちろん本当の自分をすべて理解してもらうというのは無理だとわかった上で、自分自身にもっと素直でいたい」「多面的な井口理を見せたいというスイッチ側から提案された大きなテーマがあって、それを写真で表現しようと考えた時に、見る人によって解釈が広く捉えられるものにしたいと思ったんです。自分を遺影として置き、そこに自分が存在する一枚絵を見せることができたら、過去の自分、虚像の自分、それを自身で供養している、もしくはそれが幽霊として存在している。そんなテーマで表現されています」と語っている。
証言者としてOSRIN、高岩遼、河村康輔、今利光、伊藤ちひろ、行定勲、内山拓也、aiko、舟崎彩乃(ニッポン放送)、高橋亘、新井和輝(King Gnu)、大澤良太朗(GRAMHOUSE)、一ノ瀬健太、実兄で声楽家の井口達が登場。
『SWITCH Vol.41 No.3』
『SWITCH Vol.41 No.3』
『SWITCH Vol.41 No.3』
『SWITCH Vol.41 No.3』
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