職場でのパワハラが原因で仕事を6か月で辞めた人から経験談が寄せられた。40代男性(東京都/建築・土木技術職/年収600万円)は、工事の現場で「建設機の安全管理」として働いていた頃、上司である工事部長が
「常に怒鳴りまくっている人で話にならなかった」
と振り返った。(文:林加奈)
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19時に帰宅したら「なぜ帰ったのか」と怒られた
工事部長からのパワハラは最悪の労働条件のもと行なわれていたようだ。男性はこう回想する。
「残業40時間込みの給与体系だったが、毎朝5時出発で7時に現場に着き、17時に現場が終了してから帰社し、19時から勉強会という名目の吊し上げの会、帰宅は毎日日付が変わる頃。19時に帰宅したら、なぜ帰ったのかと怒られる始末。まともではないと思った」
日付が変わる深夜に帰宅し5時前には出勤するとなれば、拘束時間は20時間近くに及んだのではなかろうか。確かにまともではなく、半年で退職した男性の判断は妥当と言えそうだ。退職後の心境を聞くと
「次を決める前に辞めたので、不安はあったが、このままいて過労死させられるよりはましだと思ったので満足している」
と綴っている。次の仕事が決まる前に退職するのは不安に違いないが、体調を崩す前に退職できたのは不幸中の幸いなのかもしれない。