理不尽な要求をされる職場に勤めていると、退職するのも一苦労のようだ。長野県の40代女性(医療・福祉・介護/年収200万円)は、「最後まで散々な仕打ちで酷かったです」と綴る。(文:草茅葉菜)
「元々なかったマニュアルを1から作り、ボランティアで休みもやむを得ず出勤した」
女性は職場の勤務体制や上司の考えなど、耐え難い部分があり、退職を決意。2か月前に退職の意向を伝え、後任に引き継ぎを終えた。ところがその直後、「後任の方から辞退の申し出」があったという。
もともと女性のポジションは待遇があまり良くないため、募集をかけても人が集まりにくい。そんなこともあり、上司から
「辞めるなら、完璧なマニュアルを作り、誰が見ても一目瞭然で代わりの人が業務を代わりにできるよう全て準備を完璧にして辞めて行ってください」
と怒鳴りつけられたという。
女性は数か月先のできる仕事までやり終えたものの、1か月延長して働いてくれと要請されてしまった。結局
「元々なかったマニュアルを1から作り、ボランティアで休みもやむを得ず出勤した」
と無賃労働を強いられたというのだ。どうにか準備を整えて退職したものの、
「私が職場の鍵を返却していないと激怒しながら電話がかかってきて、後日上司の勘違いだった事が判明しましたが謝罪もありませんでした。最後まで散々な仕打ちで酷かったです」
と不満をこぼしていた。理不尽な職場はとことん理不尽であったようだ。
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