地方と東京では進学事情も大分異なる。40代前半の男性（神奈川県／企画・マーケティング・経営・管理職／年収950万円）は、東京に出てきて“私立”と“国公立”の立ち位置の違いに驚いたという。（文：永本かおり）
「国立大学出身だと言うと『賢いね』と褒められるのもびっくりしました」
「（東京は）私立高校、私立大学に進学するのが当たり前という風潮です。田舎出身だったので私立は成績が悪い人が行くイメージで、公立高校、国立大学に進学するのが当たり前で、それがスタンダードだと思っていました」
確かに多くの地方では、優秀層はまず地元の公立トップ高校を目指す。そこから旧帝大に行くのが定番のエリートコースだ。また、国公立大学に対する反応も、地方と東京でギャップがあったという。
「国立大学出身だと言うと『賢いね』と褒められるのもびっくりしました。地方国立だったので旧帝大などと比較して自分たちは底辺だと思っていました」
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