242人の「タナカヒロカズ」、256人の「ミリツァ・ヨヴァノビッチ」に敗れ再挑戦を誓う-同姓同名のギネス世界記録
2023年02月13日 08:51 マイナビニュース
10月29日に東京・渋谷で行われた「タナカヒロカズ運動全国大会2022」において、2005年にアメリカの実業家マーサ・スチュワートさんが持っていた、164人の「Largest gathering of people with the same first and last name(同姓同名の最大の集まり)」の記録を抜き、178人のタナカヒロカズの集いでギネス世界記録を達成。北は北海道、南は沖縄、海外はベトナムのハノイ市から、3歳から80歳のタナカヒロカズさん178人が、ギネスワールドレコーズの記録ルールに則り、5分間同じ場所にいることを公式認定員によって確認された。
ちなみに同じく記録ルール準じ、姓名の読みが同じであれば、旧姓であっても同姓同名として認められるため、集まったタナカヒロカズの漢字のバリエーションは、田中宏和、田中尋和、田中浩一、田中弘和、田中弘一、田中寛和、田中博一、田中洋和、田中寛一、田中寛和、田中博和、田中宏一、田仲弘和、田中裕万、田中弥一、田中大数、田中碩量と17種類に及んだという。
この17年ぶりのギネス世界記録更新は、BBCニュースや英ガーディアンのヘッドラインニュースなど世界44カ国、24種類の言語で報道された。
このニュースを知ったセルビアのイベント会社が企画し、セルビアで最も多い名前は女性の「ミリツァ」で、最も多い名字が「ヨバノビッチ」の組み合わせ、Milica Jovanovic(ミリツァ・ヨバノビッチ)さんに呼びかけ、2月4日、ベオグラード市内のショッピングセンターで256人の同姓同名の集いが実現、ギネス世界記録公式認定員により記録更新が確認された。同時にタナカヒロカズの会の世界記録保持期間は、98日間で終わったことになる。
地元RUPTLY社のニュース取材に答えた参加者のミリツァ・ヨバノビッチさんの一人は、「これは生涯でかけがえのない機会。誰もがギネス世界記録をつくれるチャンスがあるわけではないし、ミリツァ・ヨバノビッチは普段ありふれた名前と思われていたけど、今日からとても特別な名前になったわ。」とその喜びを語っていたという。
タナカヒロカズの会は、世界中の人たちが同姓同名コミュニティの面白さに気づき、人と人が思いがけない新しい絆をつくり、集まることの喜びがもっと広がればとの願いを込め、256人のミリツァ・ヨバノビッチさんにお祝いのメッセージを贈りたいと考え、また日本発の「同姓同名コミュニティ」の“タナカヒロカズ運動”が、ちょっとした同じで人がつながり助け合う親睦活動として世界に広がり、さらに世界の同姓同名コミュニティと連帯し、国際交流を進める平和活動へと発展することを夢見ている。
現在242人のタナカヒロカズの会は、未来永劫にわたり「タナカヒロカズ」の名が続くことを究極の目標に置く、相互扶助組織であり、あくまでギネス世界記録は通過点として考えているというが、2度目のギネス世界記録更新に向けて準備を進める。さらなるタナカヒロカズさんの参加、新たなタナカヒロカズさんの誕生、タナカヒロカズの会への企業からの支援にも期待しているとのこと。（MN ワーク&ライフ編集部）
