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【2/13~2/19の運勢】2月3週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

2023年02月12日 22:11  isuta

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isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。

2023年上半期の占いも公開しているので、ぜひ併せてチェックしてくださいね♡

今週の星座占いを全文読みたい方はこちらをタップ 今週のおひつじ座の運勢

おひつじ座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

原始的な目つきで

今週のおひつじ座は、あえてスピードダウンして静けさの中に座っていくような星回り。

『きさらぎや馬よりも濃く水動く』(伊藤伴子)という句のごとし。

素早く動かない分だけ、こちらもじっと静まっていないと捉えられないほど微妙な水の動き。そこには自然の絶対的な静寂感がにじんでいて、そのままどうしても忙しなく足早に動こうとしてしまいがちな、文明のスピードに対する呼びかけのようにさえ感じます。

あなたもまた、そうした「スローさ」の中にこそ改めて生命力の高まりを感じていくことでしょう。

続きはこちらから 今週のおうし座の運勢

おうし座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

「われわれ」へ

今週のおうし座は、より統一的な「われわれ」へと引き寄せられていくような星回り。

精神医学者の木村敏は、私たちが伴侶や相性のいい相手を選ぶ時こそ、「個人の意識の背後に貼りついた『無意識』が範囲をはみ出して」くる瞬間なのだと指摘しています。

つまり、“アイデンティティ(自己同一性)”と呼ばれる個々の自己意識とは別に、互いに結びつくことで目覚める「われわれ」という統一的な自己意識のようなものが存在し、ときどき前者は後者の得体の知れない力に吸い寄せられ、流されていくのではないか、と。

あなたもまた、そうしたわたしを背後から操る「なにか」へと、自覚的に身をゆだねていくべし。

続きはこちらから 今週のふたご座の運勢

ふたご座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

生活の中で何に力をもらい受けているか

今週のふたご座は、日々繰り返している生活の濃度があぶり出されていくような星回り。

『獣への愛を語りし春炉かな』(鈴木牛後)という句のごとし。作者は自分で育て、慈しんで、まるで家族のように接している牛のことを「獣」と呼んでいる。

それは、いくら牛にまみれて暮らしていても、どうしたって「自分は人間である」ことを意識させられてしまうがゆえの呼称なのかも知れません。その意味で、作者にとって俳句とは、日々の「獣」らとの交感のなかで、結果的に心の中に残っていく春炉の「あたたかみ」への呟きのようなものなのだと言えます。

あなたもまた、みずからの生活の中身の濃淡であったり、生活をつらぬくゆるぎない芯の有無を振り返り、確かめてみるといいでしょう。

続きはこちらから 今週のかに座の運勢

かに座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

思考以前の世界

今週のかに座は、正解や方程式から始めるのでなく、まず飛び出してくる「振る舞い」に浸りきっていくような星回り。

マルチな活躍を続ける坂口恭平は『現実脱出論』のなかで、ひとつの詩や音楽やビジョンになっていく「風」のようなものを「死者からの付箋」と呼んでいました。

それは「太古からの人類の本能のようなものが伝達されている瞬間」であり、「突然どこか異国のラジオの電波が間違って入り込んだような感触」とともに訪れ、坂口の場合はそれが自分を貫くと「言葉にしたいというエネルギーを持ち」、「勢いよく歩いたり、人とより会おうとしたりする」のだと言います。

あなたもまた、周囲に怪しまれようと邪険にされようと、皮膚で感じとった何かがあるのなら、まずは体を動かし、よじり、ふるわすことを大切にしていくべし。

続きはこちらから 今週のしし座の運勢

しし座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

とっぱづれる

今週のしし座は、世間基準というより、あくまで自分にとってちょうどよく感じられる立ち位置におさまっていくような星回り。

『なの花のとつぱづれ也ふじの山』(小林一茶)という句のごとし。「とっぱづれ」とは新潟地方の方言で、ほんらいは「過失」の意。そこから「(あるべき位置や正しい場所から)はずれる」の意で使われ、何を間違って「とんでもなくはずれやがってぇ」くらいのニュアンスを含むようになった言葉。

どこか頓珍漢さをなじるようなニュアンスのなかに、まさに頓珍漢として生きた自分自身の肌になじむものを感じていたのかもしれません。

あなたもまた、そんな「とつぱづれ」な視覚に佇んでみるといいでしょう。

続きはこちらから 今週のおとめ座の運勢

おとめ座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

関係性の掘り出し

今週のおとめ座は、「ケア的である」ことの中に、ひとつの可能性を感じていくような星回り。

日本は世界一の長寿国であると同時に、世界一少子化が進んでいる国でもあり、多和田葉子の小説『献灯使』は、そんな日本社会の特質を縫い合わせたような作品となっています。

東京に住む108歳の老人作家の義郎が、身体が不自由でつねに微熱を発しているひ孫の無名(むめい)を育てるという特異な設定の物語。義郎は無名のことを、事あるごとに迷いつつも絶妙なバランスでケア的であろうとしていくのですが、それを象徴しているのが義郎が無名を育てる覚悟を決めたシーンでした。

あなたもまた、より動的な倫理的振る舞いとしてのケアということを、自身の身近な文脈に取り入れてみるといいでしょう。

続きはこちらから 今週のてんびん座の運勢

てんびん座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

美的瞬間のほの暗さ

今週のてんびん座は、どうしたって割り切れない実存の輪郭を指でなぞっていくような星回り。

『うつむけば胸翳りたる芽花かな』(藤井あかり)という句のごとし。掲句は、明るく変わりゆく風景に逆行するように、気持ちが塞ぎこみ、暗くなっていく心理を巧みに描き出した一句。

「胸翳りたる」という静謐な表現と、春の原野でいっせいに新しい命が萌え出す光景の組み合わせには、なんとも言えない独特の美しさを放っています。

あなたもまた、頭で考えた通りにはいかずに頑固にこわばっている身体的な反応に、よくよく注目してみるといいでしょう。

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さそり座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

いったん人間やめたってよ

今週のさそり座は、日頃あまりにもあっさりと意志にまとめ上げてしまいがちな情報のすり合わせプロセスを、丹念にたどっていこうとするような星回り。

私たちはつらい出来事が起きると、どこかで区切りをつけて「前向きに進んでいく」ことをよしとする傾向がありますが、ハイデガーという哲学者は、そこで無意識的に行われる「過去を自分から切り離そうとする」ことこそ、実はみなが有難がっている「意志」の本質に他ならないのだと喝破しました。

そして、それを受けて日本の國分功一郎は、むしろ逆に「意志という概念こそ『薬物的』なのではないか」と指摘しています。

あなたもまた、意志がもたらすある種のパターナリズムを解除して、かすかな違和感やまとまらなさに踏みとどまっていくべし。

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いて座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

過剰な文明化への反動

今週のいて座は、なんとはなしに兜の緒をゆるめていこうとするような星回り。

『日の春をさすがいづこも野は厠』(高山れおな)という句のごとし。掲句では季節の移り変わりや暖かい日差し、目の前に拡がる自然に対して、ただただ自分が受け身でいることを表しています。

帰結としての「野は厠」というのも、ただ羽目を外したとか我慢ができなかったという文脈をこえて、対象と同一化してしまったということなのではないでしょうか。

あなたもまた、無意識のうちに過剰になっていた自己防衛機制を、いかにゆるめていけるかということがテーマとなっていきそうです。

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やぎ座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

日常からの抜け出しとしての手紙

今週のやぎ座は、居ながらにして日常から抜け出していこうとするような星回り。

私たちが暮らす社会は、既にあらゆる不動の枠がはずれてしまい、人びとの目移りはとどまるところを知らず、きのう注目された事物はきょう忘れられ、きょう注目された事物はあした忘れられるような暮らしを余儀なくされているように感じます。

そうした私たちの生活ぶりについて、社会学者のバウマンは「常に流されて旅するしかなく、一ヵ所に静かに留まることは叶わない」のだと表現しています。すなわち、一見ありふれた生活、何気ない出来事のように見える「身近なもの」などを日常性から切り離し、引き剥がしたうえで、その一つひとつを奇怪かつ不思議な謎として扱い、旅の風景を描き出す紀行文として伝えてみること。

あなたもまた、そんなバウマン式のスタイルを自分なりに取り入れてみるといいでしょう。

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みずがめ座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

痕跡を求めて

今週のみずがめ座は、自分の中でいつまでも残っていくであろうものとは何なのかということを、よくよく見定めていこうとするような星回り。

『春寒のケシゴム一行の字をそげり』(鷲巣繁男)という句のごとし。作者は傷病兵として入院中に俳句を始めた人で、掲句は句作し始めてからまだ間もない頃に詠まれた一句。

作者はここでおそらく、自分がノートに書きつけた「一行の字」、すなわち自作の俳句をそぐことに詩を感じている。ただ「消す」のではない。もっと深いところまで、その痕跡や記憶ごと削り取ってしまおうというのだ。

あなたもまた、あらゆることが忘れ去られていく時代の中で、せめて最後まで自分の手元に残すべき事柄くらいはすぐさま思い当たっていきたいところ。

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うお座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

雑談の効力

今週のうお座は、権威的な体制への批判精神を培っていこうとするような星回り。

宮本常一が1960年代に書いた『忘れられた日本人』によれば、田植えの際に早乙女たちのあいだで交わされる色話は、去年の話のくりかえしであることも多かったそうですが、そうでない話の方がむしろ多かったのだそうです。

リアルタイムに自分が実体験したり、見聞きした話を“ネタ”に盛り込んでいったのであり、それを隣り合った2人でひそひそ話していると「ひそひそ話は罪つくり」と必ず誰かが言い、公然と話されるのが当たり前という空気があっただけに、とにかく明るく健康的であったのだとか。こうした話を交わし合うことで、女たちは男たちへの批判力を培っていったのです。

あなたもまた、そうしたかつての「面白い女(おなご)」の持っていた力の秘密に身をもって触れてみるといいでしょう。

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