友人に言われた一言が、ずっと心に残り続けることもある。茨城県の40代女性(事務・管理/年収550万円)は、「都内の私立大学に入学し大学生活を過ごしていた頃」を振り返った。(文:草茅葉菜)
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「田舎から来た私に対してそう思う気持ちもわからなくはないとも思いました」
女性は、仲良くしていた同じ大学の友人に言われた言葉が忘れられないという。田舎の公立の小中学校、県立高校を経て大学に入学した女性。一方で友人は生まれ育ちも東京で、私立の中高一貫校出身だった。彼女は幼い頃から中学受験の為に夜遅くまで塾で勉強していたようで
「あんなに頑張ってきてなぜゴール(大学)が○○(私)ちゃんと同じになってしまったんだろう」
と真顔で言われたという。その時の感情について
「衝撃でした。その時はむかっとしましたが、確かに田舎から来た私に対してそう思う気持ちもわからなくはないとも思いました」
と綴る。卒業後、女性は地元に帰り、友人は都内で会社員をしているが
「今でもなんだかんだ時々連絡を取り合い仲良くしてます(笑)」
というから驚きだ。女性は「いろいろなバックボーンのある人達と出会う大学という場所に行けて私も彼女も良かったのかもしれません」と振り返った。