ギネス記録を更新した14匹(画像は『Guinness World Records 2023年2月7日付「Dad breaks daughter’s record with remarkable 14-dog conga line」』のスクリーンショット) 犬が前にいる犬に前足をかけて並んで歩く“コンガライン”で、ドイツに住むプロのドッグトレーナーの男性が「14匹」に成功しギネス記録を更新した。今回の新記録は、これまで男性の娘が持っていた「9匹」を上回るものとなった。親子はコンガラインの他にも、複数のギネス記録を保持しているという。米ニュースサイト『New York Post』などが伝えている。
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「最も多くの犬によるコンガライン(Most dogs in a conga line)」で新記録を樹立したのは、ドイツ在住のヴォルフガング・ラウエンブルガーさん(Wolfgang Lauenburger)だ。ヴォルフガングさんが記録を更新するまでは、彼の娘アレクサさん(Alexa、15)による2022年2月の記録「9匹」がギネスブックに登録されていた。
コンガラインとは、キューバ発祥のダンス「コンガ」から派生したものだ。このダンスは列をなして踊り、円になるように進む。ヴォルフガングさんが挑戦したコンガラインでは、それぞれの犬は少なくとも片方の前足を常に前の犬に触れていなければならない。また列が完成した後、犬たちは5メートルを二足歩行しなければならないというルールもある。
それらに加え、ヴォルフガングさん親子は犬を大きさの順に並べる訓練もしていたそうだ。今回のギネス記録更新の際にも、先頭には大型犬が、後方にいくにつれて小さい犬が列を作っていた。
ギネス記録を更新したコンガラインは、ドイツのシュロス・ホルテ=シュトゥケンブロックにある動物保護区兼遊園地「ザファリラント・シュトゥケンブロック(Safari Land Stukenbrock)」で行われた。
ギネスワールドレコーズの公式ツイッターでは1月31日、新記録樹立の瞬間を動画で公開しているが、おやつでモチベーションアップした犬たちが1匹ずつ列を作っていく様子が映っている。犬たちはヴォルフガングさんの誘導で完璧な列を組み、バランスを取りながら二足歩行で進んでいる。所定の5メートルをクリアした後、犬たちはヴォルフガングさんのもとに駆け寄っていた。
ところでヴォルフガングさんはプロのドッグトレーナーであると同時に、サーカスで生まれ育った有名なエンターテイナーでもある。
娘のアレクサさんが愛犬を訓練しようと思ったのも、ヴォルフガングさんの活躍がきっかけだったという。アレクサさんは父と同じく才能あるドッグトレーナーとして、多くのメディアで注目を集めている。英テレビ局ITVの公開オーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント(Britain’s Got Talent)』や、米NBCネットワークの公開オーディション番組『アメリカズ・ゴット・タレント(America’s Got Talent)』に出演したこともあり、2017年にはドイツの公開オーディション番組『ザ・スーパータレント(Das Supertalent)』で様々な犬の芸を披露し、優勝を手にしていた。
父のヴォルフガングさんが新記録を打ち出したことで、アレクサさんが保持しているギネス記録は「犬が後ろ足で5つのハードルを跳ぶ最速タイム」の1つのみとなってしまった。ヴォルフガングさんがアレクサさんの記録を破ったのは今回で2つ目だという。ヴォルフガングさんは現在、10個のギネス記録をもっている。
ちなみに今回のコンガラインの動画を見た人からは、「かわいすぎる」、「自分の娘から世界記録を奪った? でも、これはすごいことだ」といった声や、「犬たちを見ていて本当に悲しい。犬にとって楽しいことだと思っている人たちがいるなんて信じられない。犬は犬らしくいさせて欲しい」という批判的なコメントもあがっている。
画像は『Guinness World Records 2023年2月7日付「Dad breaks daughter’s record with remarkable 14-dog conga line」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 H.R.)