遠距離恋愛中の彼女に、SNS上で公然と浮気されたという珍しい体験談が、キャリコネニュースに寄せられた。投稿主は神奈川県に住む30代前半の男性(技能工・設備・交通・運輸/年収500万円)だ。
「20代前半の頃、SNSを通じて3人目にして初めて年上の他県の彼女が出来た」
それまで大学の後輩2人と付き合ったが恋愛経験は浅かったという。新しい彼女は10歳年上だったが、「歳の差なんて関係ない!と心機一転」交際を始めた当時をこう振り返る。(文:okei)
「私生活などがお互いの語る内容やSNSの情報以上には全く分からない状況」
「年下の子たちとは、どこか自分が年上としてしっかりしなければという緊張感や重圧があった気がしたけれど年上の彼女とは落ち着いた、大人な付き合いができるものだと思っていて安心感があったのを覚えています」
また九州と関東という「初めての遠距離恋愛」でもあり、「私生活などがお互いの語る内容やSNSの情報以上には全く分からない状況」だった。ネット上で知り合ったなら無理もない。
男性が社会人になった頃に付き合い始めた2人。彼女も当然仕事があるため、会うのは「3か月に一度、数日休みが被った時」に限られた。しかし、むしろ男性にはその状況が好ましかったようで、こう回想している。
「関係性は非常に良好だと思っていて、デートと旅行を一度に経験しているような感じで常に新鮮な楽しさがあったのが印象的でした」
そうして1年と少し付き合う中で、相手の親にも会いに行き、「いずれは二人でお金を貯めて同棲なんかもしたいねー」といった話も出ていたという。交際は順調そのものに見えた。そんな中、SNSを見ていたときに見過ごせないことがあった。
「どうせ遠距離だし分からないから大丈夫」と堂々とコメント
「SNSで彼女とつながりのある人の中に、自分と歳の近そうな黒縁眼鏡の自撮り写真をアイコンにしている男性がふと目についた」
ちなみに、男性は当時“黒縁眼鏡”をかけており、「黒縁眼鏡フェチの彼女としてはかなり容姿に関して好印象だったと聞いていた」とのこと。彼女は黒縁眼鏡アイコンの男性とメッセージを送り合っていた。
「何となく気にしながら彼女とのやり取りを眺めていると…彼女と彼はどうやら好きなバンドが被っているらしく、そのせいか、普段からかなり親しげに話していて」
「それ自体はいい事なのですが、段々と、ライブに一緒に行こうとか彼の住んでいる地域の近くを通るときは一緒に会って遊ぼうという内容が出始め、最終的に『デート』という単語が飛び出すだけでなく、泊りがけの出かけ話が出てくる始末」
「とどめに、相手の男性の、彼氏に気付かれたらどうするのか、という問いに対して、『どうせ遠距離だし分からないから大丈夫』とのコメントを堂々としているのを見たときにもう完全に黒だな、と思いました」
男性は、「公開された状況のSNS上のやり取りで、まさか堂々と浮気されているとは夢にも思わず」とショックを隠し切れない様子だ。
「だけど見てしまったからには問いたださない訳にもいかないので指摘すると、『黒縁眼鏡でタイプだったから』と一言」
「ようは黒縁ならだれでもいいんかい、と思い、彼女は『冗談で言っただけで実際会ってはいない』と未遂だったことに対してかなり不満そうでしたが、信用がまるで持てそうにないのでそのままお別れしました」
そして、後日談をこう綴っている。
「別れた後、SNS上でも繋がりを絶ち、彼女は『同棲話までしたのに裏切られた!』とこちらを非難する投稿をしばらくしていたようですが、そのうち別の男性と付き合うもうまくいかないようだったと共通の知り合いの方から聞かされました」
「そのSNSからは、知り合いの方の報告を聞いた後少しして退会してしまったのでそこからはわかりませんが、自分は現在結婚生活6年目で順風満帆に過ごしております」
※キャリコネニュースでは「恋人に裏切られたことがある人」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/ENDBH7Q6