こうの史代が、阪本順治監督の最新作「せかいのおきく」の本ビジュアルにイラストを描き下ろした。
【大きな画像をもっと見る】4月28日に全国公開される「せかいのおきく」は、江戸時代末期を舞台に、寺子屋で読み書きを教えているおきく、紙屑拾いの中次、下肥買いの矢亮が心を通わせていく物語。おきく役を黒木華、中次役を寛一郎、矢亮役を池松壮亮が演じている。
本ビジュアルは“両A面”となっており、片面にこうのが主人公・おきくの姿を描写。朝の光が差し込む長屋の裏路地で、桜色の着物を身にまとい、穏やかな微笑みを浮かべるおきくの印象的な場面をモチーフにしている。こうののイラストをいち早く見た黒木は、「墨絵のようなモノクロとは対照的な、こうのさんが描くカラーのイラストからは、おきくの真っ直ぐさや強さが滲み出ていて、また新たな世界観を感じられました。このようなかたちで描き下ろしていただくことは初めてなので、とても嬉しいです」とメッセージを寄せている。