メルカリが越境EC事業4社と業務提携、他サイトでもメルカリ上の商品が購入可能に

　メルカリが、海外市場における越境販売の経路拡大に向け、越境EC事業者のBless International、FROM JAPAN、SIG Service、ZenGroupの4社と業務提携した。

　今回の業務提携によって、Bless Internationalが運営する「Neokyo」、FROM JAPANが運営する「One Map by FROM JAPAN」、SIG Serviceが運営する「doorzo（任意門）」、ZenGroupが運営する「ZENMARKET」など提携企業が運営するECサイトを通じて、海外の顧客も「メルカリ」上の商品を購入することが可能となる。なお、「メルカリ」の出品者は、これまで通りの配送方法と配送料での取引ができる。
　メルカリは、2019年から越境販売を開始し、中期的な経営戦略としてさらなるグローバル展開に力を入れている。2022年においては円安も追い風となり、「メルカリ」における海外利用者数が約1.4倍に増加するなど、越境EC領域は堅調に推移しているという。

■Bless International海外の顧客向けの日本の商品の購入サービスとして2010年に提供を開。海外からは購入できなかった日本国内のECサイトの商品を、海外からでも簡単に閲覧・購入できるようにしたサービス。 ■FROM JAPAN2004年の設立から19年に渡り、世界中の人々に日本のオークションサイトやECサイトで出品・販売されている商品の落札・購入および配送サービス。これまでの累計取引数は1,000万件を超え、取引地域数は196か国を超える実績がある。2022年よりサービス名を「One Map by FROM JAPAN」に変更し、米国商品の取り扱いを開始。 ■SIG Service2013年に創立したSIG Serviceの運営する「任意門（doorzo）」は、日本国内の商品を購入し、海外へ発送するサービスで、アプリとWebサイトの2つのチャネルを持ち、主に中国大陸の消費者に向けてサービスを提供してきた。国内のECサイト事業者様に代わり、海外への発送、カスタマーサポート、商品ページの自動翻訳、決済代行、各種プロモーションを月額費用、販売手数料無料で支援している。 ■ZenGroup海外向け日本商品購入サービス「ZenMarket」、海外向けサブスクリプションパック（定期購入サービス）「ZenPop」、海外越境ECモール「ZenPlus」を運営。「ZenMarket」は海外購入者が商品金額の他に当サービス手数料300円（税込）を支払うだけで日本の通販サイトやオークションサイトから商品を購入することが可能。海外購入者からの問い合わせは在籍スタッフが日本語へ翻訳するため出店者は外国語の使用が不要。