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岡山国際サーキットで10台が参加しメーカーテストがスタート。晴天のもとメニューをこなす

2023年02月08日 18:30  AUTOSPORT web

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2023年スーパーGT岡山メーカーテスト TGR TEAM au TOM’Sの36号車GRスープラ
 2月8日、岡山県の岡山国際サーキットで、スーパーGT GT500クラスに参戦する10台の車両が参加し、HRC主催のメーカーテストがスタートした。終日晴天に恵まれたものの、小雨が舞ったり雲が出たりというコンディションのなか、午前2時間、午後2時間の走行が行われた。

 GT500クラスのオフシーズンのメーカーテストは、複数台が参加してのテストは1月の鈴鹿、富士に続くものとなる。近年はこの2月初旬に岡山でメーカーテストが行われており、今回は10台が参加した。

 ホンダNSX-GT勢は、鈴鹿でテストをこなしたAstemo REAL RACINGの17号車が合流し、5台全車が参加した。富士で初テストをこなした4台含め、カラーリングに大きな変化はなし。一方、ニッサンZ GT500勢で唯一の参加となったのは、TEAM IMPULの1号車。鈴鹿、富士に続きカーナンバー1をつけたカルソニックブルーのカラーリングを披露している。

 トヨタGRスープラ勢では、2023年に入って初テストとなったのが、新カラーをまとって登場したTGR TEAM au TOM’Sの36号車、TGR TEAM Deloitte TOM’Sの37号車、また昨年同様のカラーで登場したTGR TEAM SARDの39号車の3台だ。これに加え、鈴鹿に次いでのテストとなるTGR TEAM ZENT CERUMOの38号車と4台が参加した。なお、もともとTGR TEAM ENEOS ROOKIEの14号車も参加予定だったというが、鈴鹿でのクラッシュの影響か今回姿をみせていない。

 この日は晴天に恵まれ、昼ごろまでは暖かな気候となったものの、インターバルの間に雨が舞ったりと、午後は急速に冷え込んだ。各チームともタイヤテストがメインで、ロングランをこなすチームが多く見られた。なおこの日の午後のリザルトは特徴的で、ホンダNSX-GT勢がトップ5を独占。Astemo REAL RACINGの17号車が1分17秒108でトップにつけ、ブリヂストンを履くNSX-GT勢のみが1分17秒台に入れている。

 もちろんテストメニューは各チームともバラバラで、一概にタイムを比較することはできない上に、この時季のタイムは参考にならないことも多いが、ライバルからは「ホンダが速い」という声も聞かれた。

 テストは2月9日まで行われる。3月11~12日の公式テスト、そして4月15~16日の第1戦の舞台である岡山国際サーキットだけに、重要なテスト時間となりそうだ。