2月7日、2023年ロードレース世界選手権のMotoGPシェイクダウンテスト3日目がマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われ、ドゥカティのテストライダーを務めるミケーレ・ピロがトップタイムをマークした。
2月10~12日のセパン公式テストに先立ち行われたMotoGPシェイクダウンテストも最終日を迎えた。ルーキーのアウグスト・フェルナンデス(テック3GASGASファクトリー・レーシング)と各メーカーのテストライダーのみ参加が許されている。
2日目はほとんどの時間がウエットだったが、この日はハーフウエットからドライコンディションとなり、路面温度は51度まで上昇した。トップタイムのピロはドゥカティ・デスモセディチGPを走らせて1分59秒803を記録。新しいエアロパッケージで多くの時間を走らせている。
ヤマハはファビオ・クアルタラロがピットに登場。テストではカル・クラッチローに加え、中須賀が合流した。ふたりはバレンシアテストでも試した新しいフロントフェアリングや11月にも試したマッドガードなどを使用し、クラッチローは最高速335km/hをマークした。また、テストにエントリーしていた野左根航汰の姿はなかった。
KTMはダニ・ペドロサとジョナス・フォルガーが新しいエアロパッケージをテスト。フロントフェアリングの形状が変化しており、ウイングも変化していた。大きな形状になっていることがわかる。
GASGASのフェルナンデスは2分00秒482で4番手だった。彼は10日からの公式テストにも参加するが、初試乗の適応としては良い結果だったようだ。
アプリリアも新しいフロントフェアリングを用意し、ロレンツォ・サバドーリが数台のマシンを走行させた。新型バイクのテストもだが、サバドーリはアレイシ・エスパルガロとマーベリック・ビニャーレスのマシンの準備などもしており、忙しい日となった。
ホンダのステファン・ブラドルは、プライベートテストで用意していたパーツと同様だと思われるものを使用。リヤテールのウイングがあるマシンとないマシンを検証した。