2月5日、スーパーGT GT300クラスに参戦するHOPPY team TSUCHIYAは、2023年の参戦体制を発表した。2023年は2年目のGT300参戦となる野中誠太のパートナーとして、菅波冬悟がチームに加入することになった。2019年途中から2021年までK2 R&D LEON RACINGで戦った菅波を起用することになった理由について、土屋武士監督に聞いた。そして、継続参戦となる野中にとっても今季は大きな目標をもってのシーズンとなる。
いちからGTA-GT300規定のGRスープラを作り上げGT300に臨んだHOPPY team TSUCHIYAにとって、2022年は波瀾万丈のシーズンとなった。そんな一年を乗り越え、長年チームを支えた松井孝允をTEAM MACHへ送り出し臨む2023年、土屋監督がドライバーとして選んだのは2022年に1戦スポット参戦したのみだった菅波だった。
もちろんその前に「もし何も(他からのオファー)がないんだったら気に留めておいて」と菅波には声をかけていたが、土屋監督にとってはHOPPY Schatz GR Supraの2名のドライバーと第3ドライバー、さらにMax Racingの244号車のドライバーに3名の候補の枠があった。最終的に、1日+3日間の決断を経て、土屋監督は松井に2023年は乗せない旨を伝えた後、菅波に連絡。25号車のドライバーとしてのオファーを告げた。
■野中誠太の2023年の最大の目標は 菅波を迎え、HOPPY team TSUCHIYAで2年目を戦うことになる野中は、「昨年から積み上げているものもあるので、それを無駄にしないようにしたいです。その結果が優勝に繋がれば良いですが、菅波選手と力を合わせて頑張りたいです」と意気込みを語った。その先に見据えるのは、これまで多くのトヨタ育成ドライバーの先輩たちが歩んできたように、GT500へのステップアップだ。