友人から結婚すると言われたら、かける言葉は「おめでとう」の一択だろう。ところが、東京都に住む40代後半の女性(専門職、コンサルタント・士業・金融・不動産/年収300万円)は、なぜか既婚者である同性の友人に
「◯◯ちゃんは結婚しないと言ってたのに嘘だったんですね」
と激怒され、絶縁宣言されてしまったと語る。(文:okei)
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「違和感しか残らなかった」
それは女性が35歳頃。高校の部活の同級生で、卒業後も仲が良かったという友人は、「大学生のときデキ婚で名古屋のお寺に嫁いだ」という。
「私は結婚を心から喜び、お車代は無かったものの名古屋での結婚式には出席。彼女からは友人代表のスピーチも頼まれた。産まれた息子の事も可愛がり、私が海外に行く度に息子の洋服をお土産にしたほど」
「私が仕事で名古屋に行く機会があると彼女の家に泊まらせてくれ、彼女が実家に帰って来ると短い時間でも会った」
というとても親しい間柄だった。
一方で、女性は「30歳になっても結婚が出来ず悩んでいた」という。それを友人に相談したときは
「私も早々に子育て終わっちゃうから旅仲間いなくなるの寂しいから~(笑)」
と言われたそうだ。結婚されると一緒に遊ぶ友達がいなくなってしまう、ということか。
「後で考えると自分都合の事しか言っておらず、なんなら私が結婚をしたら旅に行けないからしないで良いよ、とも取れ違和感しか残らなかった」
とモヤモヤした思いを女性は振り返った。
「信頼していたのに」と激怒する友人
その後も「ご主人の不倫の相談なども乗ってた」と関係は続いていたが、女性も「35歳でやっと結婚が決まった」という。それを友人にメールで報告したところ……
「文面がいつもと明らかに違い『ご主人になる人と末長くお幸せに』とだけ。その後、結婚式の招待状を送って良いかなどメールだけでは済まない話が沢山あったので、電話をするも出ず、折り返しの電話も無かった」
突然の連絡無視に戸惑った女性。「訳が分から無いのでメールで連絡するも返事はなし。何回か日を置いて電話やメールをしたのが相手にはうるさく思われたのか」彼女からメールが送られてきた。そこには
「◯◯ちゃん(私の名)は結婚しないと言ってたのに嘘だったんですね。何で息子の心配まで貴女にされなきゃいけないの?(メールで息子くんももう高校生かな?早いね的な事を書いただけ)」
「信頼していたのに。このメールに返信は不用です。今後一切連絡して来ないで下さい。お母様にもお元気でとお伝え下さい」
と「慇懃無礼にも程がある文章で」締められていたという。
「私はもちろん腹が立って『結局、私を良いように使うだけの友達だったんだね』と応酬のメールをしようと何度も思いましたが、最後は何を言っても言うだけムダに思えてきて、それ以後彼女とは絶縁しました」
女性は、仕事で名古屋に行った際は「飲みに行ったり、美味しいお店に行ったり」と当時を振り返り、
「その頃は名古屋を私に案内してくれて嬉しいな、と純粋に楽しんでいましたが、意地悪く考えると、大学でデキ婚し、お寺で義両親と同居。若い頃から遊べなかった彼女にとって、私が名古屋に行く機会は、義両親にも話をつけ易い格好の遊べる機会でしか無かったのかな」
と吐露。「今は利用されていた、と感じてしまう悲しい思い出です」「ちなみに、この件があり、名古屋が嫌いになってしまいました」と寂しげに綴った。