2月4日から、神奈川県の綾瀬市役所庁舎1階市民ホールで、全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するB-Max Racing Teamが2022年の松下信治車のカラーリングを施したSF14の車両展示をスタートさせた。10時から行われたオープニングセレモニーは、モータースポーツファン、さらに市民も多数訪れ、綾瀬市役所職員も驚く盛況のなかで行われた。
綾瀬市にファクトリーを構えるB-Max Racing Teamは、2022年第3戦で松下が嬉しい初優勝を遂げた後、B-Max Racing Teamの組田龍司総代表らが綾瀬市役所を訪問。その後綾瀬市の古塩政由市長が第6戦富士を訪問するなど地域との交流を深め、2022年10月には『綾瀬市の活性化に向けた連携協力に関する覚書』を締結し、地域の活性化を目指してきた。
このSF14は現役車両ではないが、B-Max Racing Teamがシミュレーター用のヘイローを装着。カラーリングも2022年のものとなり、迫力は十分。車両の後方には松下のヘルメットや獲得してきたトロフィー、B-Max Racing Teamだけでなく全チームのスパーク製ミニカーが展示されたほか、SFgoの映像が流れるなど、スーパーフォーミュラの魅力をアピールする展示となっている。今回の展示は3月まで行われるが、チームの組田龍司総代表によれば、長く展示することでより多くの市民の皆さんに見てもらいたいという希望があるのだという。
オープニングセレモニーで挨拶した綾瀬市の古塩政由市長は「多くの皆さんに集まっていただき感謝しております。今回の展示は、昨年4月にB-Max Racing Teamが鈴鹿で優勝を飾ったことから始まりました。それまで私は知らなかったのですが、実際に富士スピードウェイに観にいき、すごい迫力だと感じました」と挨拶した。
「ただ、一般の方はなかなかスーパーフォーミュラに接することはできませんし、サーキットでもなかなか間近では見られません。そこで、ぜひ近くで見ていただくことでスーパーフォーミュラの素晴らしさを実感して欲しいと、今回の展示がスタートしました。綾瀬市はB-Max Racing Teamのホームタウンとして、今後も応援していきます」
また組田総代表も「私たちB-Max Racing Teamは、綾瀬市をホームに日本一を目指して戦っているチームです。まだ歴史も浅いですが、昨年念願のスーパーフォーミュラ初優勝を果たせました。これからさらに勝利を重ねていきたいと思います」と今後も綾瀬を本拠に日本のトップを目指していくと誓った。