恋人に裏切られた経験は、心に深い傷を残してしまう。群馬県の30代女性(事務・管理/年収600万円)は、
「私は捨てられたのだと理解しました」
と暗い過去を振り返った。(文:草茅葉菜)
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「クリスマスプレゼントが明らかに安物だった」
女性はコロナが流行する少し前に、街コンで知り合った4歳年上の男性と付き合っていた。結婚適齢期ということもあり、「将来を約束したお付き合い」だったという。
初めてのデートは居酒屋で彼がご馳走してくれたものの、
「普段からお金の話題をよくする人で、遠回しにお金を出すよう言ってくるので二回目以降のデートは私がほぼ出していました」
「お金に余裕があったわけではないですが好きだったので無理していました」
と金銭面ですれ違いがあったようだ。それでも半年ほど付き合った頃、彼を親に紹介し「順調だと思っていた」という。しかし
「クリスマスプレゼントが明らかに安物だったり、私からのクリスマスプレゼントは自分で注文するからと3万円渡すよう言ってきたり」
と今思えばおかしいことがあったという。
そしてとうとう、別れの時が訪れる。コロナの流行が始まると、
「ある日突然、実家にタイヤ交換に行くと連絡が来てそのまま彼は音信不通となりました」
最初は事故にあったのかと心配した女性。だが、実はコロナ禍で地元の工場の派遣労働者切りが起きており、彼も派遣切りに遭った一人だったことが後日判明したという。
「当時私は彼が派遣社員だとは知らず、社員寮に住んでいたため仕事と家を同時に失ったことをあとから知りました」
こう明かした女性は「最初のころは事故にあったのかと心配しましたが、実家に帰って私は捨てられたのだと理解しました」と悲しげに綴った。
彼氏も非正規雇用であることを言えなかったのかもしれないが……。現在女性は既婚者のため、その後良いご縁があったのだろう。