手塚治虫が描いた「もうひとつのアトムの物語」、フルリメイクで児童書化

世界文化社は2月2日、児童書『アトムキャット－A・TOMCAT－～アトム誕生～』(1,540円)を発売した。


「鉄腕アトム」を手塚治虫自らがパロディ化した晩年の作品を"初めてフルリメイク"した本書。



もしも飼い猫がアトムみたいに自分の味方になってくれたら……? 子どもならではの身の回りで起こる困った出来事に、アトムそっくりの心優しく勇敢なスーパー猫が大活躍する作品となる。

「心やさしい少年と拾われた子猫アトムの心あたたまる友情物語……かと思いきや?! 奇想天外なSF的発想によってスーパーニャンコ・アトムキャットの活劇物語!!! 37年前に描かれた実に手塚治虫らしいユーモラスでチャーミングな作品ですが、令和の時代にあらためてやまもとしんじさんの手によって絵本へとリフレッシュされました。小さなお子さんはもちろん、アトム世代の大人まで楽しんでいただける一冊かと思います。どんな時代になろうとも、人間と動物が、人間とロボットが、思いやって共存していられる地球であれ。そんな手塚治虫の願いごと読者の皆さんへ届けられることを期待しています」と手塚プロダクション取締役 手塚るみ子さんはコメント。



手塚治虫の名作が現代の絵本作家の手によって懐かしくも新しく、エモーショナルに蘇ったという。（MN ワーク&ライフ編集部）