2月1日、ポルトガルのアウトドローモ・インターナショナル・アルガルベでスーパーバイク世界選手権(SBK)の2023年シーズンに向けたテストが行われた。ヨーロッパでは最後となるテストの2日目はアルバロ・バウティスタ(Aruba.it Racing - Ducati)がトップタイムを記録した。
首位のバウティスタは、午前に7コーナーでクラッシュを喫したが、ドゥカティ・パニガーレV4 Rを駆り1分39秒035をマーク。リヤグリップの改善に取り組んだ。チームメイトのマイケル・ルーベン・リナルディ(Aruba.it Racing - Ducati)は1分39秒144で3番手となった。
続いて、ジョナサン・レイ(Kawasaki Racing Team WorldSBK)がカワサキZX-10RRで、68ラップを周回して2番手に。SCQではなくSCXタイヤでトップから0.009秒差の1分39秒044を記録した。アレックス・ロウズ(Kawasaki Racing Team WorldSBK)はマシンのセッティングに取り組んだことで、初日のベストを更新できず、1分40秒599だった。
初日と変わらず4番手はヤマハYZF-R1を駆るトプラク・ラズガットリオグル(Pata Yamaha with Brixx WorldSBK)で、リヤを改善して1分39秒441。初日に1分40秒台だったイケル・レクオーナ(Team HRC)は転倒もあったが、1分39秒803で6番手に浮上。ロングランやセッティングを試したという。
また、スコット・レディング(ROKiT BMW Motorrad WorldSBK Team)は、午前にストレートで技術的な問題を抱えたことで、一時的に赤旗が提示された。マイケル・ファン・デル・マーク(ROKiT BMW Motorrad WorldSBK Team)は新しい電子制御に焦点を当てて、ブレーキなどもテストした。