Text by CINRA編集部
A24製作の映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の場面写真11点が公開された。
「マルチバース」と「カンフー」が融合した同作は、突如マルチバースにジャンプし、「強大な悪」から世界と家族を救うためヒーローに覚醒したエヴリンの活躍を描いた作品。エヴリン役をミシェル・ヨーが演じる。監督は『スイス・アーミー・マン』のダニエル・クワンとダニエル・シャイナート。『第95回アカデミー賞』の作品賞を含む10部門で11ノミネートされている。3月3日公開。
場面写真には、マルチバースに迷い込んだエブリンが「別次元の自分」を垣間見る様子や、別の平行世界にいる「エヴリン」の力を得て小指で筋トレに励むシーン、ジェイミー・リー・カーティス演じる飛び膝蹴りで襲い掛かるディアドラ、ステファニー・スー演じる全宇宙を破壊しようと目論む実の娘ジョイ、キー・ホイ・クァン演じるエヴリンの夫ウェイモンドの姿、謎の白い軍団が写し出されている。
監督は「時々、ぼくらの映画は独創的ですごく奇妙なオリジナル作品だと言われると、『アニメを見たことがありますか』と思わず聞いてしまいます。『マインド・ゲーム』(湯浅政明監督)や『パプリカ』(今敏監督)、『もののけ姫』(宮崎駿監督)まで、日本のアニメ作品などあらゆるものからインスピレーションを受けてこの映画を作ったので、日本の皆さんにはぜひ楽しんでもらいたいと思っています」と明かしており、本編にはオマージュもあるという。