Text by CINRA編集部
特番『私の大奥語り』が2月5日17:30からNHK総合で放送される。
NHK総合では、よしながふみ原作のドラマ10『大奥』が放送中。3代将軍・家光の時代から幕末・大政奉還にいたるまで男女が逆転した江戸パラレルワールドを描いた作品だ。『私の大奥語り』では原作ファンだという冨永愛、風間俊介、森下佳子、大森望が作品の魅力を語る。
徳川吉宗役を演じている冨永愛は「最初は違和感があったんですけど、すぐそれがしっくりくる。その時代の実際のできごとがきちんと盛り込まれていて、本当にこうだったんじゃないかなって思えてくる」とコメント。
杉下役を演じている風間俊介は「フィクションでありファンタジーなんですけれど、自分たちが学んできた歴史よりもこちらのほうがいいんじゃないかって思わせる、そんな力があるんですよ」と語る。
また『大奥』の脚本を担当した森下佳子は「よしながさんの描くキャラクターはすごく緻密で血肉が通っている。いろんな人の多様な愛の形が描かれているのが魅力の一つ」と述べている。
SF翻訳家、書評家の大森望は「歴史を知っているかにも関わらず、普遍性があり、どこの国にも共通する問題を描いているので日本人しか楽しめないということは全くない。世界で受け入れられる作品」とコメント。『大奥』の原作漫画は2022年に『第42回日本SF大賞』を受賞している。
なお『大奥』第4回は本日1月31日22:00からNHK総合で放送される。
『大奥』ビジュアル