SMBCコンシューマーファイナンスは1月、20代の男女1000人を対象にした「20 代の金銭感覚についての意識調査 2023」の結果を発表した。20代の半数以上が結婚しようとイメージできる年収は600万円であることがわかった。調査は2022年11月25~28日にインターネットで行われた。
出産・子育てに対するハードルも上昇
結婚しようと思える世帯年収額を聞いたところ、「年収 400 万円」(「年収 400 万円あれば」までの合計)と回答した人は 32.8%、年収 500 万円(「年収 500 万円あれば」までの合計)では 49.9%と半数には満たなかった。
「年収 600 万円」(「年収 600 万円あれば」までの合計)で61.0%と半数に達した。前年の結果では、「年収 500 万円」(51.9%)で半数以上が結婚を意識していたが、今回は600万円と結婚へのハードルが上昇した。
「年収がどんなに多くても、したいと思えない」という人は17.7%で前回調査より3.9ポイント上昇する結果となっている。一方で、「年収がどんなに少なくても、したいと思える」と答えた人は13.9%で前回調査(13.5%)とほとんど変わらなかった。全体的に結婚に後ろ向きな結果となった。
また、20 代の半数以上が1人の出産・子育てをしようと思える世帯年収額は、前回調査では「年収 600 万円」(50.0%)だったが、今回は「年収 700 万円」(57.2%)と、結婚と同じく出産・子育てに対するハードルも上昇している。