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今年学習したい言語、1位「英語」、2位は?

2023年01月27日 18:12  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
Duolingo, Inc.は1月24日、「2023年の語学学習意欲調査」の結果を発表した。調査は1月12日~13日、2023年に語学学習に取り組みたいと思っている20代~60代の全国の男女578人を対象に行われたもの。


まず、今年語学学習に意欲的な人のうち、75.2%が昨年の同時期(1月)も語学学習に取り組みたいと思っていたと回答した。その理由として最も多かったのは、「キャリアのため」で39.1%となり、次いで「海外のコンテンツを原文のままでみたいから」が35.4%で続いた。



年代別に見ると、30代以上では「語学が好きだから」や「海外のコンテンツを原文のまま楽しみたいから」など趣味に近い目的が上位となり、20代は「キャリアのため」「資格試験のため」などスキルアップ目的が多い傾向が見られた。



昨年も語学学習に意欲的だった人のうち、8割近くが最低でも週1回以上勉強をしたいと思っていたとのこと。一方で、実際には29%が「語学学習を全くやらなかった」と回答しており、3カ月以内の挫折を含めるとその数は7割近くまでのぼった。



昨年の同時期(1月)も語学学習に取り組みたいと思っていた人に対し、昨年(2022年)は平均どれくらいの頻度・時間を語学学習に充てたいと思っていたか尋ねてみた。すると、「毎日学習したい」と考えていた人の42.1%が1年間語学学習を継続できたのに対し、週1~2日以下を設定していた層では10.6%、月に2~3日程度の層では4.5%にとどまった。



また、実際に1年間語学学習を継続できた人を見てみると、そのうち4割以上は毎日語学学習を行っていることも分かった。



昨年(2022年)の語学学習の満足度については、40.9%が「大変満足」「やや満足」と回答。「大変不満」「やや不満」は36.1%となった。満足であった具体的な理由については、「想定以上の成果が得られた」「試験結果などで確実に実力がついていることが分かった」などがあげられた。



不満の理由については、「あまり語学力の伸びを感じなかった」「価格が高い」など、時間や金銭面、そしてなかなか成果が出ない語学学習特有の悩みについてコメントが寄せられた。



今年、語学学習に取り組みたい理由については、38.1%が「海外旅行を楽しみたいから」と回答。昨年の3位から順位をあげている。「キャリアのため」に語学学習に取り組みたいという人も引き続き多く、36.3%となった。

今年学習に取り組みたい言語に関しては、「英語」が82.7%で最多となり、次いで「韓国語」が2割弱で続いた。韓国語や中国語を学習したい層は20代・30代に多く、特に韓国語では学習したいと回答した人のうち40.9%を20代が占めた。



現在、すでに語学学習に取り組んでいるかという質問に対し、54%が「いいえ」と回答した。一方で、すでに語学学習をはじめている人の半数近くが、習慣として学習時間を生活に組み込んでいることも分かった。週5日以上語学学習に取り組んでいる人は、6割近くにのぼっている。


今年の語学学習の具体的な目標については、「TOEIC◯◯点を目指す」「ネイティブの英語を聞き取れるようになる」「スマホやタブレットを使って毎日短時間でできるものを継続して行う」「語学を学びながら国の歴史文化や魅力に目を向けたい」「4か国語を同時に学習して楽しみたい」など。ただし、達成する自信がある人は、28.2%にとどまった。



昨年・今年に関わらず、これまでに自発的に語学学習に取り組んだことがある(学校での義務教育を除く)回答者は72.7%。学習教材として最も人気なのは「教本」で56.7%となった。


20代では教本以上に動画で学習する人が多く、30代では教本に続き「アプリ」が人気で半数以上がアプリを使用して語学学習を行ったことがあると回答している。



一方で、これまで語学学習に取り組んだことのある人のうち、74.2%が挫折経験があると回答。挫折理由として最も多かったのは「モチベーションが続かなかった」で48.1%、次いで「時間を捻出できなかった」が40.7%で続いた。


現在語学学習に関して抱えている課題については「時間がない」(39.4%)、「続かない」(36.7%)、「お金がかかる」(34.9%)が上位となっている。(フォルサ)