トム ブラウンが韓国に新会社を設立、サムスン物産に代わり事業推進の主体に

　「トム ブラウン（THOM BROWNE）」が、韓国に新会社「トム ブラウン コリア（Thom Browne Korea）」を1月25日に設立した。2023年7月1日に発効する小売管理契約により、トム ブラウンが同社を通じて韓国事業を直接運営するとともに、パートナーシップを締結している韓国のサムスン物産が店舗管理などをサポートする。

　トム ブラウンはサムスン物産とのパートナーシップのもと、2011年にソウルの現代百貨店に韓国での直営1号店をオープン。その後は新世界江南店、ロッテ本店、現代ソウル店といった16店舗をオープンしてきた。2014年には世界初のトム ブラウン女性専用ストアを、2022年には世界初の子供用ポップアップストアをギャラリア・ラグジュアリーホールイーストに出店した。
　現在、韓国の店舗運営を含む韓国事業はサムスン物産が主体となって推進しているが、小売管理契約を契機にトム ブラウン主体の運営に切り替える。両社のパートナーシップは従来通り継続するが、今後はトム ブラウンが韓国市場におけるすべての活動に対して責務を全うするとしている。