1月24日、三重県の鈴鹿サーキットで、スーパーGT GT500クラスに参戦する8台の車両が参加し、日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)主催のメーカーテストがスタートした。この日は全国的に厳しい冷え込みとなり、鈴鹿も雪が舞うなど変わりやすいコンディションとなった。そんななか、午前のセッション終了間際にはTGR TEAM ENEOS ROOKIEの14号車が大きなクラッシュを喫するなど、波乱の一日となった。
一方トヨタ勢はTGR TEAM ENEOS ROOKIEの14号車、TGR TEAM WedsSport BANDOHの19号車、TGR TEAM ZENT CERUMOの38号車という3台が参加。14号車は2022年のまま、19号車はボンネットがカーボン地、38号車はすべてカーボンという装いでの参加となった。また TGR勢では他チームのエンジニアやドライバーも鈴鹿に姿をみせている。また2022年同様、チームの地元でもあるAstemo REAL RACINGの17号車がホンダ勢で唯一参加した。
ただ午前の終了間際、山下健太がドライブしていたTGR TEAM ENEOS ROOKIEの14号車が、なんらかのトラブルが起きたか130Rで激しくバリアにクラッシュ。衝撃で横転するアクシデントが発生し赤旗中断。そのまま午前は終了となった。山下は自力で脱出したが、メディカルセンターに運ばれその後病院で診察を受けている。車両はフロントを中心に大きなダメージを負っており、修復はすぐには厳しい状況で、チームは午前のみで走行を打ち切った。