中田秀夫監督の映画『禁じられた遊び』が9月8日に公開。最新ティザーポスタービジュアルと超特報映像が到着した。
原作は、清水カルマのデビュー作で、第4回『本のサナギ賞』大賞を受賞した同名ホラー小説。他愛ない冗談のはずだった少年の唱えるおまじないによって、幸せな日々が一転し、家族に悲劇が起きてしまうというあらすじだ。
元同僚・伊原直人の息子・春翔が不可解なおまじないを唱え続ける姿を目撃する映像ディレクター・倉沢比呂子役に橋本環奈、伊原直人役に重岡大毅（ジャニーズWEST）がキャスティング。初共演、中田組初参加となる2人がダブル主演を務める。企画プロデュースは『スマホを落としただけなのに』シリーズ以来、中田監督とは2年ぶりのタッグとなる平野隆が担当。
ティザービジュアルには、「エロイムエッサイム――。」の呪文と共に、正体不明の女性の眼窩に収まる比呂子と直人の姿が写し出されている。
比呂子がカメラを回すシーンからはじまる超特報映像では、春翔が「エロイムエッサイム。エロイムエッサイム。」と繰り返し唱え続ける様子、「死者を蘇らせる」「禁断のあそび」というテキスト、得体の知れない女性の姿や、土から伸びる白い手などが確認できる。
【橋本環奈のコメント】
今まで芯の強い女の子という役柄は演じたことがありましたが、今回演じた比呂子はすごくサバサバした切り替えの早い性格でしかもお仕事ができる大人の女性という役で初めての試みだったので台本を読んだ時から演じるのを楽しみに思っていました。
服装もすごく新鮮で、今までの役とは少しイメージが異なり基本パンツスタイルでジャケットを着て腕まくりをして、ブーツを履いていてといういでたちは演じていて私自身すごく新鮮でした。
【重岡大毅（ジャニーズWEST）のコメント】
ホラー映画の出演は初めてなので、『これはどうやって撮るんだろう』と台本を読んで考えたりしましたが、想像を遥かに超えてくると思います。
そしてホラーの撮影は、カメラが回り出す時点で気持ちを作っていないといけないので、酸欠になりそうだと感じたこともあるほど。
本当にパワーが必要なんだなと思いました。映画自体とても久しぶりで、また機会があればと思っていたので、それが叶うことになり嬉しかったです。
もうすぐ30歳なのですが、20代最後にこの作品を撮れてよかったです。（昨年夏撮影時点）
【中田秀夫のコメント】
（W主演の二人に関して）
橋本さんは、役の本質を掴む芝居勘の鋭さと持ち前の明朗さで、現場の雰囲気を明るくかつプロフェッショナルに保ってくださいました。
おかげで、スタッフ・キャスト一同気持ち良く撮影を進められました。
重岡さんは、息子役の子との長時間に渡るリハーサルをたいへん真摯に行なってくださり、おかげで彼の家の場面からのクランクインも大変スムーズでした。
私が「ホラーは後でいっぱい音がつくから」と「大きな表現」を求めたのにも十全に応えてくださり、大満足でした。
【清水カルマのコメント】
まず、映画化に関わってくださっている皆さんにお礼申し上げます。
自分が書いた小説が映画になるというのは、ずっと夢見ていたことでした。
もともと高校、大学時代には自主映画を制作したりして、ほんの少しは映画監督を夢見たことがありました。
ただ、大勢で作品を作ることの大変さを味わい（といっても十人程度でしたが）、自分ひとりでやれる小説を志すようになりました。
それでもずっと映画に対する憧れがあったので、『禁じられた遊び』の映画化が正式に決まったときは、自分自身が中田組の一員になれたようなうれしさがありました。
実際に撮影現場も見学させていただきましたが、中田秀夫監督はじめ、スタッフやキャストの方たちとお目にかかったときは、現実感がなくてふわふわした気分でした。
今は中田秀夫監督が私の小説をどういうふうに料理してくださったのか、その本編を観るのが楽しみでたまりません。
