「結婚は人生の墓場」とはよく聞く言葉だが、結婚したばかりの友人に対してそれを直接言うのはいかがなものか。東京都に住む40代後半の女性から、既婚者や妊娠した友人に「毒を吐いてくる友人」と絶縁したという経験談が寄せられた。
その「友人M」は30歳が迫る頃から酷くなっていったという。もとは大学サークルの仲間だった。「その頃は冗談を言い合う気楽な付き合いで、よく集まって話し、買い物したり贈り物を交換しあう付き合いが就職後5年ほど続いていた」という。
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「今までの友達に対しても毒を吐くように」
「MはSEとして資格を取り、彼氏も移り変わり経験を積んでいるなと思っていました」と女性は振り返る。友人Mは彼女なりに人生を謳歌している様子だったのだろう。ところが……
「30歳が迫る頃、結婚・出産する友達も増え、Mは『結婚なんて人生の墓場』『子どもに拘束される』など、今までの友達に対しても毒を吐くように」
と突然すさんでしまったようだ。
女性は「職場の人への文句も多くなった」というMに対して、「ストレスか自分自身への焦りか」と思いやり、「気が晴れるよう、聞き役に徹して」いた。
「ただ、多忙な時期でも旅行のたびにお土産を渡すために会ったり、近況報告の手紙をくれたりするマメさと、会っても人の文句しか言わないので、だんだん『もういいのに…』と疲れを感じつつありました」
と当時の本音も吐露。そんなとき、女性の交際相手が留学することになり「結婚して渡航、子どもも生まれるという急な展開に」なった。その結果、
「マメな友人Mとは、メールやブログのみのやり取りになり、だいぶ楽になりました」
はからずも距離を取れたことで正直ほっとした様子の女性。だが、話はこれで終わらない。友人Mの態度は年を経るごとに酷くなっていったのだ。【後編へ続く】