職場でお世話になった人から宗教などの勧誘をされると、断りづらくて大変だ。福岡県の50代女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収350万円)は、職場の先輩から勧誘されてしまったが、こんなやり方で抜けることができたと綴る。(文:草茅葉菜)
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「会長が不気味で下手な筆文字カレンダーを会員に配るのが恒例になっている」
女性は15年ほど前、職場の先輩から、再雇用の際に上司に働きかけてくれた見返りとして勧誘されてしまったという。ただ、会員達は「宗教ではない」と言って憚らなかったようだ。
その「会」は年会費3万(+税)、毎月数回のセミナー代、化粧品や健康食品等色々なグッズを販売して運営していた模様。女性は年会費のみ仕方なく納めていたようだが、
「セミナー等(コロナ以降不参加)のお誘いが煩わしくて、早く退会したかったです」
と綴る。退会するのに何か良い口実はないかと探していた時、
「(団体の)会長が不気味で下手な筆文字カレンダーを会員に配るのが恒例になっている」
という点に目をつけた。書道家でもある女性は、それに非常に迷惑していた。そこで思い切って勧誘してきた先輩に、
「カレンダーを私に書かせていただく様にお願いして頂けませんか?」
と聞くと、案の定
「あのカレンダーは会長が書いているからこそありがたいんだよ。それに習字の先生とかあなただけじゃないから」
と断られてしまった。女性は「断り方が癪に触った」としながらも、退会するのに良いきっかけを作れたと綴る。その後は先輩をブロックし、退会処理も会の本部に理由は告げずに、
「退会します。今後、セミナー案内のハガキやカレンダー等送らないで下さい」
というハガキを出して終了したという。それ以降、案内等は一切来なくなったようだ。女性は
「会員は会長から念のパワーが送られるから、不安なく安心して過ごせる。と言って会員数を伸ばしてきている様に思えました。しかしこれも逆に、継続しないと悪い事が起こる。とマインドコントロールされていました。きっかけを見つけて、退会して良かったです」