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西暦から令和は「018(れいわ)」を引けばOK シンプルな換算法が話題

2023年01月21日 18:01  おたくま経済新聞

おたくま経済新聞

西暦から令和は「018(れいわ)」を引けばOK シンプルな換算法が話題

 世の中では西暦を使うことが多くなり、年号を使うことは少なくなっていますが、公的機関などへの申請ではまだまだ必要。今年が令和何年か、すぐには出てこない方も少なくないのでは。


 そんな時に役立つ西暦から令和への換算法がTwitterで話題となっています。キーワードは「018(れいわ)」です。


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 図解イラスト付きで西暦から令和への換算法をツイートしたのは、Twitterユーザーの「やも」さん。これは自身で発見したのではなく、以前どこかで目にした知識をまとめたもの、とのことです。


 ツイートのきっかけとなったのは、休日に家で書類仕事をしていたやもさんの夫が、ふと「いま令和何年?」と聞いてきたことだったとか。その時、以前覚えた換算法を教えたのだそうです。


 それは、西暦の数字下2ケタから「018(れいわ)」をマイナスするというもの。令和5年となる2023年の場合、下2ケタの「23」から18をマイナスすると「5」という答えが出てきます。


 今年の目標として「図解イラストをたくさん(半年で50枚)描く」と掲げていたやもさん。この換算法も描けるのではないか、と思い、完成したイラストをTwitterに投稿しました。


 この種の換算法はほかにもあり、西暦から昭和何年かを換算する方法として広く知られているのが、1900年代の下2ケタから「25」をマイナスするというもの。改元の前年である大正14年が1925年と切りの良い数字であったため、さまざまな場面で重宝されました。


 令和元(平成31)年の前年は2018年だったため、偶然にも下3ケタに「018(れいわ)」の数字が出現。まさか換算しやすいよう、御代替わり(皇位継承と改元)の年と年号を設定したわけではないでしょうが、すごい偶然ですね。


 平成の場合、平成元年の前年は1988年ですが、20世紀末から21世紀にまたがるようになってしまったため、簡単な換算法が生まれにくい状況になっていました。令和になり改めて覚えやすい換算法が生まれたのは、お役所へ提出する書類で年号を記載する際、ありがたく思う人も多いのではないでしょうか。


 やもさんのツイートは大きな反響を呼びました。「『これだからインターネットは辞められない』って引用リツイートしてくれた人もいて、とても響きました。最高の褒め言葉と思ってそっと保存しました」と、やもさんは印象的な反応について語っています。


 2023年初の図解イラストが思いがけず大きな反響を呼び「イラストってやっぱり伝える力があるっていうのは、今回すごく実感しました」と語るやもさん。「自分の学びのアウトプットとして、これからもいろんな図解イラストをひねり出して描いていこうと思っています」とのことです。



<記事化協力>
やもさん(@yamo_online)


(咲村珠樹)