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パイオニア、2023年春新商品「楽ナビ」シリーズを発表! 車内でWi-Fi接続も可能に

2023年01月20日 15:51  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
パイオニアは1月19日、車内Wi-Fiスポット化機能などを搭載したカロッツェリアブランドの「楽ナビ」シリーズを発表した。USB接続のネットワークスティックを同梱したモデルなど15機種が用意され、車内でのインターネット接続が可能になるという。価格は全てオープンプライス。


○■車内ネットワーク機能搭載! ドライブ時間をさらに楽しく



車内ネットワーク機能は、NTTドコモとNTTコミュニケーションズが提供する車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」に対応。本体にネットワークスティックを挿入して接続すれば、スマートフォンのWi-Fiなどを経由して通信を行うことができる。



Wi-Fi接続のタブレットやPC、ゲーム機、Alexaデバイスのようなカーアクセサリなど、今まではスマートフォンのテザリングを設定しなければならなかったような端末でも、自宅でのWi-Fi接続と同様に通信できるという。


docomo in Car Connectの利用料金は1日550円、30日1650円、365日13200円の3種類から選択する。通信量の制限がないため、スマートフォンで使えるデータ通信量が少なくても、動画などのストリーミングも気にせずに利用できる。スマートフォンとHDMI経由で接続して、後席モニターヘ映像を出力することも可能。



カーナビとしての機能に通信も使うことができ、最新スポットの検索をする、「横浜 ラーメン」「京都 名所」など地名とスポットの組み合わせで検索するといった具合に、まるでスマートフォンでの検索のように使える。オンラインでの地図バージョンアップ、スマートループによる渋滞情報の取得なども利用できる。


スマートフォン感覚で使えるという直感的なインタフェース「Doメニュー」を採用。キーワードで検索できる検索窓を設けてすぐに検索できるほか、大きなアイコンで周辺の駐車場やガソリンスタンド、コンビニをワンタッチで素早く検索できる。


よく使う検索機能やAVソースをショートカットとして、Doメニュー下に登録できる機能も搭載。アイコン長押しで設定変更できるので、スマートフォンライクな使い勝手となっている。DVD/CDのイジェクト、ミュート、ドライブレコーダーのイベント録画の開始、オーディオ操作の切り替えなど、複数の機能から設定できる3つのカスタムキーも備えている。



指1本のダブルタップで地図拡大、2本でのタップで縮小、スワイプによる地図スクロール、ピンチイン/アウトによる地図拡大縮小といったスマートフォンライクな操作性に加え、レスポンスも「楽ナビ史上最速」というほど高速化した。



全モデルで広視野角のIPS方式で、黒色の再現性に優れるNormally Black方式を採用したHDパネルを搭載。高透過率の静電容量方式のタッチパネル、高輝度LEDバックライトを採用した。画質もチューニングして色鮮やかでくっきりとした表示を実現したという。


肝心のナビの検索機能では、検索速度も過去最速というルート検索機能を搭載。6ルート探索機能では、目的地までの必要時間/走行距離/高速料金も表示してくれて比較しやすい。スマートループ渋滞情報にも対応している。


新製品としては全15機種が登場。ネットワークスティック同梱モデルとオプションのスタンダードモデルに分かれており、画面サイズの違いなどによってモデルが異なる。画面サイズは9V型、8V型、7V型の3種類。9V型はラージサイズとフローティングタイプ、8V型はラージサイズ、7V型は200mmワイド、2Dの各タイプが用意されている。



ネットワークスティック同梱モデルは、発売から3年間(年2回、最大5回配信)は追加費用なしで最新データにバージョンアップ可能。キャンペーン期間内に「MapFanスマートメンバーズ」に新規登録すると無償バージョンアップ期間が1年間延長される。加入から1年間はオービスライフなども無償で利用可能。



ネットワークスティックが同梱しないスタンダードモデルは、キャンペーン期間内に「MapFanスマートメンバーズ」に新規登録すると加入から1年間は最新データバージョンアップ、オービスライフなどが無償で利用できる。発売は全て3月からで、価格はオープンプライス。

○■専用ドラレコとバックカメラも発売

同時に、楽ナビ専用ドライブレコーダーとバックカメラユニットも発売。ドライブレコーダーユニット「VREC-DS810DC」は、楽ナビと連動する2カメラタイプで、操作をナビ画面で行えるほか、録画した映像を楽ナビのHD画質で確認できる。


楽ナビ上での操作では、動画/静止画の撮影、再生、データ消去、フロント/リア/フロントとリア(PinP)の画面切り替えなどが1タッチで行える「ドライブレコーダーリンクHD」に対応する。



2カメラともSTARVIS技術を搭載したソニー製CMOSセンサーで、輝度差の激しいトンネル出口、夜間でも鮮明に記録できる。


リアカメラは、ドライブレコーダーリンクHD接続時であればシフトレバーのリバースと連動し、後方の映像を楽ナビ画面上に表示することができる。防水/防塵設計なので車外への設置も可能だ。



エンジン停止時も24時間365日間滋賀で着る「駐車監視機能(セキュリティモード)」、フロントカメラと本体それぞれにGセンサーを搭載する「ダブルGセンサー」を備え、正確に衝撃を検知して録画をしてくれる。



バックカメラ「ND-BC300」は、明暗差の激しい逆光時でも白トビ、黒つぶれを抑えた映像で背後を確認できる。画角も180度と広いため、周囲の状況を確認しやすい。


発売は3月で、価格はオープンプライス。実売想定価格は2万5,000円前後。



そのほか、Apple CarPlay、Android Autoに対応するフローティングタイプのディスプレイオーディオ「DMH-SF500」を3月から発売すると発表した。フローティングタイプの9V型と大型ディスプレイを採用。国内市販ディスプレイオーディオとしては初めて「WebLink」にも対応した。価格はオープンプライスで、実売想定価格は8万円前後。


DMH-SF500は、iPhoneと接続する「CarPlay」、Android端末と接続する「Android Auto」にそれぞれ対応。9V型の大画面のタッチ操作で直感的に利用できる。それぞれのスマートフォンのナビアプリを使ったナビゲーションやSiri/Googleアシスタントによる音声操作、ハンズフリー通話、音楽再生などが利用可能。


iPhoneやAndroid端末に専用アプリをインストールした上でDMH-SF500と接続すると、YouTubeなど対応アプリを本体ディスプレイにそのまま表示できる「WebLink」にも対応。CarPlay、Android Autoだけでなく、普段のアプリを大画面で楽しめるそうだ。


1DINサイズのフローティング構造を採用し、幅広い車種に取り付け可能ながら、9V型の大画面を実現。シフトレバーやハザードランプの位置に合わせてディスプレイ位置を上下左右、前後に調整することもできる。デザイン面ではフルフラットデザインを採用し、キーもディスプレイと一体化したフラットキーとした。


「フルカスタム高性能48 bitデュアルコアDSP」など、厳選した高音質パーツ、独自の音質チューニングを搭載。多彩なオーディオ関連の技術を備えたほか、バックカメラ接続もサポートしている。



小山安博 こやまやすひろ マイナビニュースの編集者からライターに転身。無節操な興味に従ってデジカメ、ケータイ、コンピュータセキュリティなどといったジャンルをつまみ食い。最近は決済に関する取材に力を入れる。軽くて小さいものにむやみに愛情を感じるタイプ。デジカメ、PC、スマートフォン……たいてい何か新しいものを欲しがっている。 この著者の記事一覧はこちら(小山安博)