新田たつお「静かなるドン」が、伊藤健太郎主演で実写映画化される。
【大きな画像をもっと見る】1988年から2013年まで週刊漫画サンデー(実業之日本社)で連載された「静かなるドン」は、昼は草食系男子なサラリーマンとして働くが、夜は暴力団総長という顔を持つ近藤静也を主人公にした物語。累計発行部数は4500万部を突破しており、これまでにもTVドラマ化、映画化などさまざまなメディア展開が行われてきた。
今回の映画は昭和・平成のアウトローな名作を令和に復活させる「令和アウトローレーベル」にて、「ナニワ金融道」に続く第2弾作品として制作されるもの。今春に全4話を2話ずつ2週連続で公開される予定だ。
暴力団の家系ながらカタギの道を選び、普通に働く静也を伊藤が演じるほか、数多くのVシネマに出演する本宮泰風が、静也を影ながら支える猪首硬四郎役を演じるとともに総合プロデュースとして作品に参加する。監督・脚本にはドラマ「アバランチ」や映画「それでも、僕は夢をみる」を手がけた山口健人が名を連ねた。
伊藤、本宮、山口監督、原作者の新田からはコメントも到着。伊藤は「これまで色んな俳優さん達が演じてきたキャラクター作品でもあるので、いい意味で今までとは全く違った『令和』の『静かなるドン』にしたいと思ってます。共演の皆さんも、初めましての方、お久しぶりの方がいらっしゃるので、お芝居を交わすのが非常に楽しみです!」と意気込みを語り、新田は「閉塞感とつまらない現実に、憂さを晴らせるような娯楽作品を期待してます!」と期待を寄せた。
■ 新田たつおコメント
閉塞感とつまらない現実に、憂さを晴らせるような娯楽作品を期待してます!
■ 伊藤健太郎コメント
これまで色んな俳優さん達が演じてきたキャラクター作品でもあるので、いい意味で今までとは全く違った「令和」の「静かなるドン」にしたいと思ってます。共演の皆さんも、初めましての方、お久しぶりの方がいらっしゃるので、お芝居を交わすのが非常に楽しみです!
自分も今までに演じた事のない役柄ですし、アクションシーンも1つの見どころだと思います。
そして原作にリスペクトを込めつつ、原作の世界を飛び越えた、令和版、映画「静かなるドン」に期待していただきたいです。
■ 本宮泰風コメント
物語の根幹となる勧善懲悪を端的に表現できる時代劇と任侠作品。しかし、それらは時代と共に衰退の一途を辿ろうとしています。それは昭和に生まれ育った人間としては残念でなりません。そこで、その消えかかった火を灯すべく企画されたのが、昭和の名作「静かなるドン」です。この作品を伊藤健太郎くんを迎え、ブラッシュアップしてお届けいたします。日本人の心の根底にある‘弱きを助け強きを挫く’という美徳を、令和の“静ドン”でお楽しみ下さい。
■ 山口健人コメント
極道・恋愛・コメディ・アクション!
ヤクザものの枠に収まりきらないエンターテイメントがたくさん詰まった作品に仕上がっています。
伊藤さんをはじめ、素晴らしいキャスト陣によって令和の時代に生まれ変わった「静かなるドン」を是非、お楽しみにしてください。
※記事初出時、スタッフ名に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
■ 「静かなるドン」
2023年春、全4話を2話ずつ2週連続公開
主演:伊藤健太郎
監督・脚本:山口健人
脚本:吉崎崇二
原作:「静かなるドン」新田たつお(実業之日本社 刊)
製作:英田理志 / 人見剛史
総合プロデュース:本宮泰風
エグゼクティブプロデューサー:前田利洋 / 鈴木祐介
プロデューサー:河野博明 丸田順悟
制作プロデューサー:菅谷英一
制作プロダクション:ダブルフィールド / MinyMixCreati部
製作:2023「静かなるドン」製作委員会
配給:ティ・ジョイ
※吉崎崇二の崎は立つ崎が正式表記。