『ぼっち・ざ・ろっく！』の勢いが止まらない！　今度は楽器店をジャック　ぼっちちゃんのようにギターを弾けるようになれる？

　人気アニメ『ぼっち・ざ・ろっく！』の勢いが止まらない。様々なコラボ企画が実施されているが、今度は楽器店「ヤマハ」とコラボだ。2023年1月25日から3月6日にかけて、ヤマハの名古屋、大阪なんば、銀座の3店で店舗ジャック企画を行うことが決まった。

（参考：【写真】魅力的すぎる！　ぼっち・ざ・ろっく！の描き下ろしイラスト）

　今回のコラボでヤマハは「“ぼっち”でも楽しめる楽器店」を打ち出し、作品に関連する楽器や音楽機器を展示するほか、“ぼっち”でも気軽で楽器を手に取って体験できるコーナーを設けるという。また、描き下ろしのイラストによるノベルティの配布も実施し、登場人物の等身大パネルや作中の場面カットなども展示するという。

　なかでも目玉なのが「後藤ひとりのPACIFICA」の展示だ。ぼっちちゃんの愛器を、ヤマハがプレゼントキャンペーンのために漫画と瓜二つの仕様で実際に制作したもので、ファン垂涎の逸品だ。試奏はできないものの、ファンなら見ているだけでぼっちちゃんが演奏する姿が目の前に浮かび上がってくるのではないだろうか。ほかにも、作中に登場するヤマハ製品の紹介コーナーを設けるという。

　他にも、「ぼっち・ざ・ろっく！」コラボのスタンプラリーも実施。期間中に店内の複数のスポットを回遊してスタンプラリーをコンプリートし、アンケートに回答すると、描き下ろしのイラストを使用したオリジナルクリアファイルがプレゼントされる。

　話題沸騰の『ぼっち・ざ・ろっく！』は「まんがタイムきららMAX」（芳文社）で連載されている、はまじあきの4コマ漫画が原作。アニメが大ヒットし、漫画も品薄状態が続いている。Twitterを開けば、名だたる人気漫画やアニメーターまがぼっちちゃんの二次創作イラストをUPしているほか、実際に楽器を演奏してみた動画が数多くUPされ、社会現象になっている。

　近年、バンドブームの盛り上がりが落ち着いている中で起こった久々の音楽漫画のヒットということもあって、音楽関係者からも作品のさらなる展開に期待する声が大きい。『ぼっち・ざ・ろっく！』をきっかけにバンドや楽器に興味を持ち、プロミュージシャンを目指す人が出現する日もそう遠くないかもしれない。

　今回のコラボ企画は、楽器のプロフェッショナルであるヤマハのスタッフに直接、楽器について質問したり、アドバイスを受けることができるまたとない機会といえる。ぼっちの人も、そうでない人もこの機会に楽器店を訪れてほしい。

文＝元城健