結婚や出産は女性どうしの友情を変えてしまうことがある。愛知県に住む40代前半の女性(医療・福祉・介護/年収100万円未満)は
「絶縁してから10年が経ちます。今でも親友は気がかりですが、恐怖もあり会いたい気持ちと半々です」
と当時独身だった友人への苦しい思いを明かした。女性は、自身の出産を機に友人との関係が難しくなったことを語った。(文:okei)
キャリコネニュースでは「友人と絶縁したことがある人」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/LQ1RHMHG
「妥協して結婚するなんてあり得ない」と言ってきた親友
親友とは同じ中学だった女性。「中3で仲良くなり別々の高校でも時々会ったりするくらいで、私は彼氏がいたので、親友にそこまでべったりではありませんでした」と当時を振り返る。卒業後は女性が専門学校に、友人は短大に進んだが、会う頻度が増えたのはそれからだ。
「彼氏が居なくなってから彼女とよく会うようになり、週1~2くらいで遊ぶようになりました。彼女とはコンパやクラブによく行ったり、男の子交えて海水浴に行ったりBBQしたりと遊びました」
と数年は仲良く遊んでいた。ところが、「私に彼氏が出来、結婚と妊娠で、私達の関係が壊れ始めました」と女性は明かす。ちなみに「彼女は彼氏とは長続きするタイプではなかった」という。そのせいか、
「彼女は私の結婚が許せず、『妥協して結婚するなんてあり得ない』と」
親友とはいえ酷い言いようだが、女性は「結婚式は親友として来てくれました」と腹を立てた様子はない。しかし、驚くことに友人は
「出産後2週間くらいすると『いつクラブ行く?』と…」
女性に子どもが出来ても、独身時代のように夜遊びに誘われたのだ。もちろん「子ども置いて行けないよ」などと断っていたが……。
「その頃から毎日着信があり、出れないとメール攻撃、それから実家にまで電話がありました。今思えばストーカーのようでした」
「初めての育児で不安定になっている所に着信とメール攻撃で、おかしくなりそうで、『忙しいから電話に出られない』と言うと、彼女は怒り狂い、『自分だけ忙しいと思わないで、私だって忙しいのに電話シカトして返信もくれないし』と」
女性は「あまりの話の通じなさに恐怖もあり、謝り、なるべく返信するように常にびくびくしてました」と当時を思い返す。気の毒な話だが、この後、友人の攻撃的な言葉にさらに驚くことになる。【後編につづく】