『全裸監督』村西とおるさんに対する「名誉毀損」認定、AV男優に賠償命令…東京地裁

Netflixの連続ドラマ『全裸監督』主人公のモデルで、元AV監督の村西とおるさんが、ツイートで名誉を傷つけられたなどとして、AV男優の辻丸さんを相手取り、慰謝料など計550万円をもとめた裁判で、東京地裁は1月19日、辻丸さんに計110万円の支払いを命じた。

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2019年8月にシーズン1が公開された『全裸監督』は、村西さん役を演じた山田孝之さん、満島真之介さん、森田望智さん、玉山鉄二さん、リリー・フランキーさんらの演技や、衝撃的なストーリーが話題になった。2021年6月からは、シーズン2も配信された。

この『全裸監督』に関連して、AV出演強要問題など業界の問題について発信していた辻丸さんは同年8月から、ツイッター上で、村西さんを繰り返し批判した。

村西さん側は2021年6月、辻丸さんのツイートのうち複数について「事実無根」で、村西さんが女性を脅迫・騙して、AV撮影を強行したり、強姦行為を及んでいた印象を抱かせて、社会的評価を低下させたとして、東京地裁に提訴していた。

東京地裁の菊地拓也裁判官は、ツイートによって摘示した事実が真実であると認める証拠はないと判断。さらに、真実であると誤信したことについても「確実な資料、根拠に照らし、相当な理由があったとは認められない」などとした。

辻丸さんは控訴を検討中としている。