人生が左右されるかもしれない配属先。埼玉県の40代後半の男性(企画・マーケティング・経営・管理職/年収800万円)は、新卒で経験したひど過ぎる「配属ガチャハズレ上司」のエピソードを明かした。(文:谷城ヤエ)
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「毎日怒鳴られセクハラされ今思うと完全に精神を病んでいました」
「新卒で配属された部署はいわゆるガチャ大外れ」だったという男性。
「息をするようにパワハラモラハラ言動、相手の性別問わずセクハラ魔という今なら即刻クビになるような部長が牛耳っており、舌の根も乾かぬうちに言うことが正反対、会社の方針と逆行するような指示を出すなどめちゃくちゃな環境でした」
やりたい放題なブラック部長に振り回されていた男性だが、当時は耐えるしかなかったという。
「毎日怒鳴られセクハラされ今思うと完全に精神を病んでいましたが、当時は精神科や心療内科への偏見が凄まじく、受診など考えられなかった時代でした」
つらい日々に「毎日踏切に飛び込んで電車に轢かれることばかり考えていた」と振り返る。そんなある日、男性を救う出来事が起こる。
「社長がサプライズと称して抜き打ちでやってきて部長のパワハラ光景を見て即地方の閑職へ左遷を言い渡したので何とか死なずに済みました」
部長の悪事が丸裸になったおかげで、男性は苦しい日々から無事解放された。当時の過酷な経験を振り返り、男性はこう語った。
「多少の逆境は我慢も大事ですが、配属ガチャ外れたと茶化すことも出来ない災害級のブラック上司や部署に当たった時は逃げることも必要だと思います。あと数日社長が来るのが遅ければ今頃この世にはいなかったと思うので……」