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ビルケンシュトック専門店運営から撤退、ベネクシーが自社レーベルの店舗に転換へ

2023年01月17日 19:51  Fashionsnap.com

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ビルケンシュトック

Image by: 三栄コーポレーション
 三栄コーポレーションの傘下で「ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)」の専門店を運営するベネクシーが、2024年9月末にかけて同専門店の運営を順次終了し、セレクトショップ「クオリネスト(QUORINEST)」および新業態「ベネクシー(BENEXY)」に切り替えると発表した。

 ベネクシーは2002年5月に設立。当初はビルケンシュトックジャパンの名称だったが、本国のビルケンシュトックが2016年5月に日本にオフィスを立ち上げたタイミングで、現在のベネクシーに社名を変更した。現在はビルケンシュトックショップ事業のほかに自社レーベルであるクオリネスト事業を展開している。
 ビルケンシュトックの日本支社は、今年から卸売業務を他の業者を介さず自社で直接行う方針を打ち出し、自社直営店舗の出店も計画するなど、小売店ネットワークの改革に着手。9月までに直営店を7店舗に増やす計画を掲げており、ベネクシーの専門店事業撤退はその影響と見られる。べネクシーが運営する東急プラザ銀座店と名古屋ラシック店は新業態のベネクシー、なんばパークス店やアミュプラザ長崎、熊本New-S店、阪神梅田本店はクオリネストへの切り替える予定。オープン前の一部の期間は、改装のため臨時休業するとしている。
 なお、ベネクシーは業態転換後もビルケンシュトック製品の取り扱いを継続する予定。新業態「ベネクシー」ではビルケンシュトックをはじめ、トルコ発のエコフレンドリーなロープサンダルブランド「ボホノマド(BOHONOMAD)」や、ソールにリサイクルタイヤを採用したパリ発のレザースニーカーブランド「オーティーエー(O.T.A)」、履きながら足をケアする新潟発のソックスブランド「ケアソク(CARE:SOKU)」といったフットウェアブランドを揃え、今春には日本初上陸となるドイツ発のエシカルなフットウェアブランド「エクン(ekn)」の取り扱いを開始する。フィッティングサポートやシューケアサービスの提供も行っていくという。

■切り替え対象の店舗とオープン予定日BENEXY東急プラザ銀座:2023年2月4日(土)名古屋ラシック:2023年3月1日(水) Quorinestなんばパークス:2023年1月21日(土)アミュプラザ長崎:2023年2月9日(木)熊本New-S:2023年3月1日(水)阪神梅田本店:2023年4月1日(土)