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牡蠣の殻は「不燃?可燃?」 ゴミ清掃員・マシンガンズ滝沢さんの答えは……

2023年01月17日 12:01  おたくま経済新聞

おたくま経済新聞

牡蠣の殻は「不燃?可燃?」 ゴミ清掃員・マシンガンズ滝沢さんの答えは……

 現役ゴミ清掃員として知られる、お笑いコンビ・マシンガンズの滝沢秀一さん。彼が紹介するゴミ清掃員視点のツイートには驚かされることが多いのですが、今回投稿したものも「なるほどな」と勉強になることでした。


 それは「牡蠣」などの「貝殻は不燃ゴミなのか、可燃ごみなのか」というものです。確かに言われてみれば、初めて捨てるときに「どっちなんだろう?」と悩む問題です。


【その他の画像・さらに詳しい元の記事はこちら】


◼ 「牡蠣」の殻は「不燃?可燃?」

 滝沢さんの答えを見る前に、まず皆様もいっしょにお考えください。「牡蠣」の殻は「不燃」でしょうか、それとも「可燃」でしょうか。


 前知識なしで考えると、「牡蠣」の殻のようなあんなに硬いものを、そのまま可燃ゴミとして捨てるというのは問題になりそうですよね。しかも「牡蠣の殻」は燃えるのか?燃えないのか?という点でも悩む人は多そうです。はたして正解は……!?


 なんと「可燃


 この件について滝沢さんは、以下のようにTwitterで説明しています。


「殻はカルシウムなので燃えます!確かに焼き牡蠣などで直接、炙っても殻が燃える訳ではないので、こりゃきっと不燃だな!……と思うんでしょうね」。


 つまり牡蠣の殻の主成分は「カルシウム」なので燃える。したがって可燃ということです。カルシウムといえば「たまごの殻」なんかもそうなので、それと同じ理屈でのふりわけなのでしょう。


 ただし!!これには条件が付きます。


◼ 地域によっては「不燃」の場合もあるので要注意

「地域柄、大量に消費する所は不燃の地域もあります。帆立の名産地で不燃だという注意書きを見たことがありました!良かったらこれを調べるきっかけにしてみてください~!」


 「可燃」で扱う地域がある一方、地域的特徴により出される量や頻度が多い場合には「不燃」で扱われることがあるそうです。確かに大量なら、燃やすにしても扱いが難しそうです。ゴミ出しルールは地域ごとに細かく異なるため、注意が必要。


 滝沢さんがおっしゃるとおり、わかりにくい「ゴミの分別」について調べる機会にするといいですね。


◼ 筆者が住む「浜松市」では……

 ちなみに、筆者が住む静岡県浜松市ではどうでしょう。「浜松市」では浜名湖で牡蠣の養殖が盛んです。また、街中には牡蠣料理を出す「牡蠣バー」なるものもあります。したがって牡蠣の殻が大量に出る地域でもありますが……。


 市の公式サイトによると「可燃」でいいそうです。例の中で、可燃の項目で「貝殻・カキ殻」とまで書かれていました。


 これで心置きなく、自宅で「牡蠣」が食べられそうです。やはり「不燃」の場合は、処分まで考えると家で食べるのはためらっちゃいますからね。ただお恥ずかしい話、牡蠣の産地に住みながら……筆者個人「牡蠣」はそこまで好きではなく。とはいえ、いただくことや来客と食べることがあるかもしれません。調べてみて損はない情報でした。


 その他浜松市ではコンビニの弁当箱など「プラスチック製容器包装」や「CD、CDケース」なども燃えるゴミ。中には今まで業者に片付けてもらっていたものもあったので、早く調べておけば良かった~と思ってしまいました。


 ということで、これをきっかけに皆様の地域でも、牡蠣の殻が「可燃」か「不燃」か調べておく価値はありそうですね。



<記事化協力>
マシンガンズ滝沢さん(@takizawa0914)


<参考>
浜松市


(たまちゃん)