アニメ『ワンピース』の劇場版最新作『ONE PIECE FILM RED』が、2023年1月29日をもって終映を迎える。1月15日、ラストランへの皮切りとして、東京の丸の内 TOEIにて「『ONE PIECE FILM RED』終映直前ッ!舞台挨拶」が実施された。会場にはルフィ役の田中真弓、ウタ役の名塚佳織、シャンクス役の池田秀一、谷口悟朗監督が登壇。“応援に感謝!”と書かれた真っ赤なバックパネルを背にキャストが登場し、温かい拍手に迎えられながらイベントの幕が上がった。
さらに本作は、日本での公開後は北米、ヨーロッパ、アジアなど様々な国でも封切られ、各地でイベントも行った。現地のイベントに参加した谷口監督は、それらの雰囲気を「どこの国でもベポが出てくるときに笑いが起こる。笑いは共通なんだなと思った。ロンドンでは上映中に『ONE PIECE is No1!』と叫び出した人がいたり、イタリアは上映中はシーンとしていたけど、終わってからワーッと盛り上がったり。各国それぞれ国民性がありましたが、皆楽しんでくれていました」と話し、世界中で『FILM RED』が注目され盛り上がっている様子を伝えた。
■ウタがTV出演!名塚も「ウタの夢がまた一つ叶ったような気がして嬉しかったです」
そして、昨年末にはヒロインである歌姫・ウタが、“UTA TV LIVE TOUR”として音楽番組・イベント出演に数多く出演したことも大きな話題となった。各番組でのウタの登場時には毎回SNSでトレンド入りをするなど、まさにウタフィーバーを巻き起こした。
そんなウタの姿を、名塚は毎回テレビで観ていたそうで、「各番組それぞれ、衣裳や歌の組み合わせなど演出が違って、映画の中だけではない色んなウタのパフォーマンスを観ることができて楽しかった。映画から飛び出して、ウタの夢がまた一つ叶ったような気がして嬉しかったです」と振り返る。
田中は印象深かった番組を問われると「ミュージックステーション!ウタが飛び出してきて…びっくりした。あれどうやってたの?」と興奮気味に語り、会場を沸かせた。
2022年、日本のみならず世界中で大きな話題となった『ONE PIECE FILM RED』。登壇者それぞれにとってどのような作品になったか問われると、田中は「こんなに長く続く映画は初めて。すごい作品になりました」とコメント。名塚は「初めてのことが多い劇場版になりました。劇場を飛び出して歌番組に出てMCの方とトークをしたりする経験も初めてだし、声優をやっていてまさか武道館に立てるとも思っていなかった。初めてづくしの作品になりました」と振り返り、約半年にわたりともに走り抜けてきた『FILM RED』への熱い思いを語った。
さらに、終映まで残りわずかとなった本作を映画館で鑑賞した来場者へ、「THANK YOU グッズ」の配布も決定した。1月21日より第2弾入場者プレゼントの「ワンピースカードゲーム」が新しいバージョンになった「ONE PIECE カードゲームフィナーレセット」がプレゼントされ、1月28日・29日の2日間は終映記念の「クライマックスクリアファイル」が配布される。