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【1/16~1/22の運勢】1月3週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

2023年01月15日 22:11  isuta

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isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。

2023年上半期の占いも公開しているので、ぜひ併せてチェックしてくださいね♡

今週の星座占いを全文読みたい方はこちらをタップ 今週のおひつじ座の運勢

おひつじ座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

安心してボケていこう

今週のおひつじ座は、ボケとしての本領をすすんで発揮していくような星回り。

『飲みに行くとは会ひに行くこと大寒波』(北大路翼)という句のごとし。大げさな、と思わず吹き出してしまいそうになる一句。もちろん、これを詠んだのが八甲田山で主演をはった高倉健のような“マジ”の人であったならそこまでは言わない。

令和の時代においてはマジの人のマジの演技は成立しなくなり、代わりに軽いノリや口実となるネタが主役となって、観客側も「ウソから出たマコト」となる過程を楽しんでいくのがコードとなったからには、こういう文章もそこまで野暮ということにはなるまい。

あなたもまた、ちゃんとつっこんでくれる人たちに渾身のボケを提供していくべし。

続きはこちらから 今週のおうし座の運勢

おうし座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

マイ「山河」

今週のおうし座は、生きものとしてより自然な考え方へと舵を切っていこうとするような星回り。

<To lose to gain>という言葉のごとし。日本では伝統的に「勝てば官軍」という言葉が人びとの根底にありますが、アジアに目を向けると古代から「国破れて山河あり」という、アナーキスト的な、あるいは無常的かつ自然思想な考え方がありました。

なんとなく大丈夫だろうと思っていたことに、まったく大した根拠も目的も裏づけもなかったことが分かってしまう幻滅や失望体験というのは、生きていればしばしばある訳ですが、「勝てば官軍」というのはそこに蓋をしてええかっこしいを続けようとすることなのだとも言えます。

あなたもまた、ええかっこしいを続ける代わりに、「国破れて山河あり」という考え方に立ち返っていくべし。

続きはこちらから 今週のふたご座の運勢

ふたご座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

ひとり静かにあるために

今週のふたご座は、危機にあったときにそばにあったものをこそたぐり寄せていくような星回り。

『冬籠りまたよりそはん此の柱』(松尾芭蕉)という句のごとし。「冬籠り」とは確かな意志や創意工夫、そして相応の忍耐を要するある種の行のようなものであり、それを貫徹するのも一筋縄ではいかない訳ですが、芭蕉にとって、いつもそれを可能にさせてくれたのが「此の柱」だったのでしょう。

不安のあまり眠れなくなったり、自分自身が信じられなくなったとき、その柱をそっと背にすることでこれまでなんとかやってこれたのだ、と。その意味で、それは心安いわが家そのものでもあったのです。

あなたもまた、そんな「此の柱」にあたるものを身近に再発見していくことがテーマになっていくはず。

続きはこちらから 今週のかに座の運勢

かに座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

神さまの味がする

今週のかに座は、食べ、味わい、内に取り入れていく対象を、改めてきちんと吟味していこうとするような星回り。

「gustus」というラテン語のごとし。英語でいうと「taste」のことで、味覚や趣味とも訳される言葉です。哲学者の山内志朗によれば、12世紀の神学書にはこの「gustus」という語が頻出してくるのだとか。

聖体拝領の際のパンと葡萄酒はキリストの肉と血である訳ですが、キリストの肉を食べるということは、じつはキリストに食べられるということでもありました。構成員になるということは、キリストの身体の一部になるということを意味し、聖体拝領とは、そのための通過儀礼だったという訳です。

あなたもまた、ある意味でそうした「食べる」こと、感じることを通してどうしたら自分を越えた何か大いなるものの身体の一部となりえるか、そしてその神秘的な身体に生気を与え、活気づけることができるかということが問われていきそうです。

続きはこちらから 今週のしし座の運勢

しし座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

聖なる瞬間を求めて

今週のしし座は、自分の力ではどうにもできない采配の妙に直面していくような星回り。

『湯気立てて来世のやうに二人をり』(櫂美知子)という句のごとし。旅先の緊張感からやっと1日の疲れを癒せるという気の緩みへの落差も手伝って、ついついそんな現実離れした景に見えてしまったのかも知れません。

自分の力ではどうにもできない天の采配としか言いようのないものの痕跡があり、立ち込める「湯気」が視覚的な効果だけでなく、そこによりなまなましい質感を伴って迫ってくるような触覚的な効果をもたらしているのだとも言えます。

あなたもまた、そんななまなましい質感やぞっとするような体感を切実に求めていくようになるはず。

続きはこちらから 今週のおとめ座の運勢

おとめ座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

絶妙な酸味を目指して

今週のおとめ座は、みずからをあえて時代の影響の外に置いていこうとするような星回り。

「眠るジプシー女」などで知られるアンリ・ルソーという特異な日曜画家がピカソによって奇跡的に見出され、発掘されたというのは有名な話です。ある日、古道具屋でたくさんの絵の中から一部はみ出している絵に視線を落とし、全体を見るなりピカソはその絵を買ってしまったのだそう。

砂漠の月光を浴びて眠っているジプシー女と、女の首のあたりにライオンが頭を下げて鼻を近づけているという、状況としては緊迫しているはずなのに、どこまでも静寂な絵なのですが、横尾は「ライオンの尾の先がピンと上を向いて立っている」ことで、どこか不穏な絵にもなっているのだと書いています。

あなたもまた、あなたなりの不穏さをまぎれこませていきたいところです。

続きはこちらから 今週のてんびん座の運勢

てんびん座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

重荷をおろす

今週のてんびん座は、味気ない人生を救ってくれる絶大な偉力を、探し求めていこうとするような星回り。

『葬の前の物争ひや冬日落つ』(石島雉子郎)という句のごとし。作者はあえて物争いを非難してもおらず、かと言って、賛成してもいないのである。代わりに、ただ起きた事実をそのまま書き起こし、同時に、冬日が落ちかかった物淋しい光景を描いている。

すなわち、作者はここで物争いの善悪是非を論ずるよりも、それらをことごとく矮小な些事であるかのごとく圧倒する大自然の在りように、慰めを見出していたのかも知れません。

あなたもまた、さりげなく些事に寄り添ってくれているこの世界の神秘にできるだけ目を向けていきたいところです。

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さそり座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

軽やかに住まう

今週のさそり座は、どこか弾むような若々しさをみずからの在りようにおいて、取り戻していこうとするような星回り。

『方丈記』と言えば、人の世の無常とかけた「ゆく河の流れ」や「うたかた(泡)」の話だと思われがちですが、実際に鴨長明が語っていたのは人と住み家の在りようの話。長明は、彼がかくれ住んだ京都郊外の日野山の小屋の「在りよう」についてつづっています。

家具だけでなく、琴や琵琶までが組み立て式であることを、どこか弾んだ調子で語るこの文体の特徴を一言で言えば「軽み」でしょう。少なくとも、50歳前後の「老」を匂わせるそれではなく、もう少し軽ければ「若」さえ漂っていたはず。

あなたもまた、どうしたら自分の生きてきた来歴を「軽み」をもって表現ないし配置していくことができるかということがテーマになってくるでしょう。

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いて座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

現実との間合いをはかる

今週のいて座は、よく手になじんだ道具で現実をはかり直していこうとするような星回り。

『寒卵ひところがりに戦争へ』(藺草慶子)という句のごとし。

掲句において「寒卵」と「戦争」の間合いは、おそろしく近い。そしてテーブルの上をゴロリと転がるその冷たい響きには、なにか近づいてくる軍靴を暗示するような予感めいたものを感じます。

あなたもまた、作者における「卵のひところがり」のような自身の身体性に即した尺度で目の前に起きている現実を捉え直していきたいところです。

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やぎ座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

限界状況で見出されるもの

今週のやぎ座は、この世界で生きることの豊かさを感じ直すための土台がどこにあるのかを、確かめていこうとするような星回り。

江戸時代の秋田藩で医師をしていた安藤昌益は、日本的な社会主義の祖としても知られていますが、安藤によれば、穀物の中でも米こそがこの世の循環運動を凝縮したものであり、この米粒から人間も生まれるものと構想されたのです。

小さな米粒のひとつひとつに人の原形がこめられ、それを食べることで人の命も継続する。いのちの継続を願い、それを世界と人間との一体化を実践していくことで実現していく安藤の思想には、現代の日本人が改めて自然の中の人間の在り方を取り戻していくための大きなヒントがあるように思います。

あなたもまた、自分なりの世界観が凝縮しているような体験が日常のどこにあるのかを、改めて意識してみるといいでしょう。

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みずがめ座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

過去現在未来を整える

今週のみずがめ座は、自分自身への問いかけに不思議と力がこもっていくような星回り。

『再びは生れ来ぬ世か冬銀河』(細見綾子)という句のごとし。これがもし「再びは生れ来ぬ世や」だったなら、よくありがちな詠嘆句となったところですが、「か」はさらに一歩踏み込んで念を押し、深い納得を促していくもの。

いま現在と同じいのちをもって地上に戻って来ることは、決してありえないのだということを自分によく言い聞かせた上で、だからこそ今ここで、眼前にあるものとの交わりに本気で臨んでいかなければならない、と自分に向けて断言しているのでしょう。

あなたもまた、中途半端な言語化をいったん呑み込んで、深い確信がおりてくる瞬間をじっと待っていくべし。

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うお座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

想定外の価値に思い当っていく

今週のうお座は、もはやSNS上の「イイネ」なんて何の価値もないのだと、うそぶいていくような星回り。

批評家の東浩紀は、自身が創業し、ネットをフルに活用してオルタナティブな知のプラットフォームの運営を目指してきた株式会社ゲンロンの10年にわたる経緯や顛末について記した『ゲンロン戦記』の中で次のように述べています。

「いまの時代、ほんとうに反資本主義的で反体制的であるためには、まずは「反スケール」でなければならないからです。その足場がなければ、反資本主義の運動も反体制の声も、すべてがページビューとリツイート数の競争に飲み込まれてしまう」

あなたもまた、規模の大小はともかく「ページビューとリツイート数」以外のスケールを自分なりに設定してみるべし。

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