学生時代には仲が良くても、大人になってから価値観の違いでぶつかることもある。広島県の50代女性(事務・管理/年収100万円)は、
「子育ての話しや幼稚園の話しをし合う中で、時々向こうの機嫌を損ねる事もあり、ん?と思う事」
が、たびたびあったという20年ほど前の絶縁エピソードを綴った。(文:okei)
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某有名ブランドの子ども服しか買わない友達
「元々その友人は、話は面白くて楽しいタイプだけど喜怒哀楽も激しめでした」と語る女性。短大時代の同級生で、「それぞれ地元で就職して以降も、たまに会ったりメールやら手紙交換する仲」だったという。大人になってからも友人関係は続いていたのだ。
しかし、結婚して子どもが出来たあたりから、不穏な空気が少しずつ漂い始める。女性と友人は結婚した時期も近く、「お互いそれぞれの2人の子どもも同い年で生まれた」という。そんな中……
「子育ての話や幼稚園の話をし合う中で、時々向こうの機嫌を損ねる事もあり、ん?と思う事もありましたが、こちらが謝って仲直りみたいになってました」
と女性は振り返る。例えば、こんな後味の悪いやりとりがあった。友人が
「某有名ブランドの子ども服しか買わない」
と言うので、女性は「有名ブランドの服もお出かけ着とかにたまに買うけど、普段着る服はノンブランドで安くても可愛くて機能性の良いやつもあるよ!用途に応じて色々組み合わせて買えば良いと思うよ」と返した。良かれと思って発した言葉だっただろうが、友人からは
「それは何を着せようとこっちの自由だし有名ブランドの買えないから妬み嫉妬で言ってるのでは?」
と言われたという。友人は自分の価値観が否定された気がしたのだろうか、かなり強い発言だ。女性は
「その言われ方にカチンと来たけど、押し付けたつもりはなかったのだけど言い方悪かったのかな?ごめんねって謝って仲直りして…」
と大人の態度でその場を収めた。そういったことがチラホラあり、ついに決定的に縁を切る出来事が起きてしまう。【後編へ続く】