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【東京オートサロン2023】BMWがド派手なブースで出展! 注目のクルマは?

2023年01月14日 18:01  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
「東京オートサロン2023」にキドニーグリルをモチーフにしたド派手なブースで出店しているBMW。日本初公開の限定モデルなど、見どころは盛りだくさんだ。2022年はハイパフォーマンスな「M」の50周年を祝う年だったが、今回はMパフォーマンスパーツに焦点を当てた展示となっている。


○高性能な「M」モデルは販売好調



BMWブースで注目すべきは、日本初公開となる東京オートサロン限定モデル「M4コンペティションM xDriveクーペ」だろう。最高出力375kW(510PS)、最大トルク650Nmを発生する3.0L直列6気筒DOHCエンジンを搭載する、レーシングモデル「M4 GT4」をイメージして制作されたモデルだ。



パーツはほとんどが軽量なカーボン製。フロントのスポイラー、エアロフリック、エアインテークフレーム、サイドギル、サイドスカートウイング、バックミラーカバー、リアのウイングとスポイラー、ウイングレットなどで“武装”している。ホワイトのボディにMカラーのモータースポーツストライプを施した姿は存在感抜群だ。


「M240i xDrive」は285kW(387PS)、500Nmを発生する直6DOHCを搭載。カーボン製のフロントスポイラー、スプリッター、ブラックキドニーグリル、バックミラーカバー、リアスポイラー、ウイングレット、リアディフューザー、フューエルキャップのほか、フローズンブラックのサイドステッカー、アラミドアンテナカバー、18インチブレーキシステム、Yスポーク鍛造ホイールなどのパーツを装着している。

インテリアにはカーボン製のシフトパドル、トリム、セレクターレバー、エントランスカバーをはじめ、スポーツステアリングホイールやアルカンターラのニーパッド、LEDドアプロジェクターなど正規ディーラーでは目にすることができない純正チューニングパーツ「BMW M パフォーマンスパーツ」を装着。精悍な仕上がりだ。同様の装備を満載した「M3セダン コンペティションM xDrive」も展示されている。


BMWブースのプレスカンファレンスに登壇したBMW カスタマーサポート責任者のニールス・シュルンツェン氏は日本市場について、「昨年はBMW Mの50周年で、ハイパフォーマンスなMモデルがとても好評な売れ行きを示しました。その一方で、純正パーツであるMパフォーマンスパーツの日本での認知度は今一歩というところ。今回は数年ぶりに東京オートサロンの場に戻ってくるということで、これらを紹介することにしました」と話していた。



それにしても、派手なブースである。どうしてこういう構えになったのか。カスタマーサポート/アフターセールス・マーケティング責任者の巻波浩之氏によれば、「20年ほど前、初めてBMW本社があるミュンヘンに出張に行った際、空港に巨大なキドニーグリルが設置されていて、到着した人たちを驚かせている景色を見ました。ここはBMWの国なんだということを強くアピールしていて、とても印象に残りました。今回のブースの入り口にある大きなキドニーグリルは、それをイメージしたものです」とのことだった。


高性能モデルのM3、M4をはじめ、フラッグシップの7シリーズやEVのiXシリーズなど、多くのモデルに巨大な縦長キドニーグリルを採用している近年のBMWを象徴したようなブースだった。



原アキラ はらあきら 1983年、某通信社写真部に入社。カメラマン、デスクを経験後、デジタル部門で自動車を担当。週1本、年間50本の試乗記を約5年間執筆。現在フリーで各メディアに記事を発表中。試乗会、発表会に関わらず、自ら写真を撮影することを信条とする。 この著者の記事一覧はこちら(原アキラ)