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【東京オートサロン2023】日産は「GT-R」以外も見どころ満載!

2023年01月14日 12:31  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
「東京オートサロン2023」の日産ブースは新型「GT-R」が注目を集めていたが、見どころはほかにもいろいろとある。初公開となった新型「フェアレディZ」のカスタムバージョンや商用車「キャラバン」のプロ仕様など、見どころ満載のブースを取材した。


○「フェアレディZ」の高評価カスタム車が市販モデルに!



日産自動車と日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)のブースで目を引いたのは、初お目見えとなった「フェアレディZ COSTOMIZED EDITION」だ。「東京国際カスタムカーコンテスト2022」でグランプリを獲得した「フェアレディZ COSTOMIZED PROTO」を忠実に再現した市販モデルで、「フェアレディZ 432R」とのコラボレーションで展示されていた。


商用車「キャラバン」をベースとする「Powered base for PRO」も注目のモデルだ。電気自動車(EV)「リーフ」の再生バッテリーを活用したポータブル電源4つと太陽光パネルを搭載し、電動工具などを備えた可動式の工具棚や防菌空調システムなどを積載することで、キャラバンをさまざまな現場でプロの仕事をサポートするための基地としてカスタムした車両である。日産ブースではかなりの注目を集めていた模様だが、日産関係者によると制作には相当な費用がかかったとのこと。販売まで漕ぎ着けるのはなかなか大変そうだ。


中古車の「キューブ」をベースとする「CUBE Refreshed & Retro CONCEPT」もユニークなクルマだった。ルーフキャリアやレトロな内外装を装備してキューブをリフレッシュし、「旅に出たくなる」ようなクルマに仕上げたという。


カーシェアリング「NISSAN e-シェアモビ」専用のコンセプトモデル「SAKURA e-share mobi KYOTO CONCEPT」「ARIYA e-share mobi KYOTO CONCEPT」は、「A PITオートバックス京都四条」(オートバックスグループのフラッグシップ店舗)に配備することを目的に、京都をイメージしたアイコンをボディサイドにラッピングした特別な車両だ。和モダンなオリジナルのテイストをさらに強調した仕上がりになっていた。


このほかにも、フルモデルチェンジしたばかりのミニバン「セレナ」の「ハイウェイスターアクセサリーコンセプト」やAUTECHバージョン、「ルークス」の室内を広げて電子ピアノやプレミアムシートを搭載し、大切なパートナーと特別な日を共に祝うための「ROOX SUITE CONCEPT」、「キャラバン」の人気カスタムショップとコラボした7台のモデル、芸文社「OUTDOORあそびーくる」とタイアップした車両など、見るべきクルマはたくさんある。無料動画サービスGYAO!の番組「木村さ~~ん」でタレントの木村拓哉さんが制作したモデル「やっちゃえ TREASURE BOX」もお披露目された。



NMCからは、「スーパーGT」や「FIAフォーミュラE」などのモータースポーツで活躍する「ニスモ」と、日産直系のカロッツェリアとしてデザインや機能を追求する「オーテック」を体現した4台を展示。スーパーGTに参戦中でレッドのボディがお馴染みの「MOTUL AUTECH Z」にキッズが乗り込むことができる体験コーナーも設置されている。



原アキラ はらあきら 1983年、某通信社写真部に入社。カメラマン、デスクを経験後、デジタル部門で自動車を担当。週1本、年間50本の試乗記を約5年間執筆。現在フリーで各メディアに記事を発表中。試乗会、発表会に関わらず、自ら写真を撮影することを信条とする。 この著者の記事一覧はこちら(原アキラ)