会社の経営方法にあきらかに問題があった場合、「この会社辞めよう」と思ってしまうのも無理はない。埼玉県の40代男性(技能工・設備・交通・運輸/年収650万円)は、
「当時の経営層は何を考えてこんなことをしたのでしょうか」
と過去の経験を振り返った。(文:草茅葉菜)
※キャリコネニュースではアンケート「会社をやめようと思ったエピソード」を実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/HZU4I2D3
「結構な数の人間がバカらしくなって次々と同業他社に行った」
男性は会社を辞めようと思った瞬間を
「『資格は自己啓発として持ってて当たり前』と資格手当が一律廃止された時」
だと語る。これが誰でも取れる資格なら理解できると前置きし
「同業他社なら資格手当だけで10万前後が相場の難資格の手当までもが廃止になると予告され、空いた口が塞がりませんでした」
そのうえ「給料は据え置き」のため、もちろん給料は大きく下ることになる。その結果、男性以外にも
「結構な数の人間がバカらしくなって次々と同業他社に行った」
と当然の成り行きとなった。男性は、その会社の末路をこう綴る。
「その後会社は資格所持者がいなくなって業務が回らなくなり、資格手当なしの求人を出してましたが人が来るわけなく、そうこうしてるうちにコロナで潰れたようです」
社員のことを思いやれない会社は良い経過を辿らないのだろう。