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2023年WRC開幕戦モンテカルロのエントリーリスト発表。トヨタは3台目にオジエを登録、勝田は4台目

2023年01月10日 17:50  AUTOSPORT web

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トヨタGRヤリス・ラリー1を駆る勝田貴元 2022年WRC第1戦ラリー・モンテカルロ
 1月9日、ラリーの主催者であるモナコ自動車クラブが、1月19~22日に開催されるWRC世界ラリー選手権第1戦『ラリー・モンテカルロ』のエントリーリストを発表した。

 8日(日)付で公開された同イベントの出場車リストには、最高峰カテゴリーに参加する10台のラリー1カーのほかサポートカテゴリーであるWRC2以下、4つのクラスから全75台が名を連ねた。

 2023年もシーズン開幕戦として開催されるラリー・モンテカルロ。そのエントリーリストの最上段にシリーズチャンピオンとして掲載されたトヨタのカッレ・ロバンペラは、チャンピオンナンバーの『1』ではなく、これまでと同じ『69』のカーナンバーを選択している。

 22歳の新チャンピオンが所属するTOYOTA GAZOO Racing WRTからはチームメイトのエルフィン・エバンス、セバスチャン・オジエがマニュファクチャラー登録を受けて同イベントに出場する。一方、2023年はワークス昇格を果たしオジエと3台目のトヨタGRヤリス・ラリー1をシェアする勝田貴元は、今回はマニュファクチャラーの対象から外れた4台目のマシンでラリーに参加することとなっている。

 トヨタからエサペッカ・ラッピが移籍加入したヒョンデ・シェル・モビスWRTは、エースのティエリー・ヌービルと“仕事人”ダニ・ソルド、そしてラッピの3名がモンテカルロに挑む。

 Mスポーツでエースを務めた後、2年ぶりに古巣へと戻ったクレイグ・ブリーンは次戦スウェーデンでソルドと代わって3台目のヒョンデi20 Nラリー1をドライブし、2023年シーズンをスタートさせる予定だ。

 1年前のラリー・モンテカルロで鮮烈なラリー1デビューウインを飾ったMスポーツ・フォードWRTは既報のとおり、2023年に向けて大きく体制を変更した。今季は2019年王者のオット・タナクを擁し、そのチームメイトにピエール-ルイ・ルーベを起用。この伝統のモンテではプライベーターのジョルダン・セルデリディスを加えた3台体制でエントリーしている。

 なお、ジェントルマンドライバーであるセルデリディスはマニュファクチャラー登録の対象外となっているため、Mスポーツ・フォードは3チーム中唯一、2台でマニュファクチャラー選手権ポイントを稼ぐこととなる。

 30台に迫る台数がエントリーしているWRC2クラスは、“激戦区”にラリー1経験者であるオリバー・ソルベルグやアドリアン・フルモーが加わったことで、より激しい競争が繰り広げられることが予想される。

 この中でチャンピオンチームのトクスポーツWRTは、ソルベルグ、サミ・パヤリ、マルコ・ブラシア、ニコライ・グリアジンのために新車のシュコダ・ファビアRSラリー2を走らせる予定だ。また、WRC通算4勝をマークしているフランソワ・デルクールも、同チームのサポートを受けて自身23回目のラリー・モンテカルロに挑む。


■2023年WRC世界ラリー選手権第1戦ラリー・モンテカルロ エントリーリスト(RC1クラス/1月8日付)
No.TeamCarDriver&Co-DriverEligibility69TOYOTA GAZOO Racing WRTトヨタGRヤリス・ラリー1カッレ・ロバンペラヨンネ・ハルットゥネンM8Mスポーツ・フォードWRTフォード・プーマ・ラリー1オット・タナクマルティン・ヤルヴェオヤM11ヒョンデ・シェル・モビスWRTヒョンデi20 Nラリー1ティエリー・ヌービルマルティン・ウィダグM33TOYOTA GAZOO Racing WRTトヨタGRヤリス・ラリー1エルフィン・エバンススコット・マーティンM18TOYOTA GAZOO Racing WRTトヨタGRヤリス・ラリー1勝田貴元アーロン・ジョンストン-17TOYOTA GAZOO Racing WRTトヨタGRヤリス・ラリー1セバスチャン・オジエヴァンサン・ランデM6ヒョンデ・シェル・モビスWRTヒョンデi20 Nラリー1ダニ・ソルドカンディード・カレラM4ヒョンデ・シェル・モビスWRTヒョンデi20 Nラリー1エサペッカ・ラッピヤンネ・フェルムM7Mスポーツ・フォードWRTフォード・プーマ・ラリー1ピエール-ルイ・ルーベニコラス・ギルソウルM9Mスポーツ・フォードWRTフォード・プーマ・ラリー1ジョルダン・セルデリディスフレデリック・ミクロット-