長い年月友人だった相手でも、ふとした拍子に本音が見えて傷つくこともある。キャリコネニュースには「友人と絶縁した」ことがある読者から体験談が寄せられているが、今回は海外暮らしが長かった東京都の50代女性(専門コンサル/年収550万円)のエピソードを紹介する。(文:コティマム)
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「海外に住む友人や都内に戸建てを持っている友人にやたら執着している子だった」
女性は東京都出身で、「相手は北関東出身」だったという。つまり茨城、栃木、群馬の3県いずれかだ。
「(友人は)まず『東京の専門学校に進学し東京の友達ができたこと』が嬉しかったのだと思う」
と女性は振り返る。
卒業後、友人は北関東に戻り職場結婚。女性は1年都内で働いた後、海外で仕事が決まり、十数年海外暮らしをしていた。その間も2人は手紙のやり取りがあり、女性が一時帰国時には食事もしたという。さらに友人が女性の住む海外まで来ることもあり、親友関係が続いた。
「私が完全帰国後、英語を活かせる仕事に就いたが、全く生活環境が違う日本の企業では馴染めず、何度か転職。転職のたびにそれなりの仕事にはつけていたが、ある日転職した企業(外資)が半年ほどで日本から撤退することになり無職に」
女性はこれまで働き詰めだったこともあり、「いい機会」と思ってのんびり過ごすことにした。すると、それに対して友人から酷い言われようをされてしまう。
「その親友だった子から連絡があり、『今何をしているのか?』と聞かれたので、『今はプー太郎w』と伝えたところ、『友達が無職だなんて恥ずかしい!』と言い放たれた」
「自分より下」には冷たい態度を取る子だった
友人の言葉に、女性は「この子は私と友達であることが自分のステータスくらいにしか思っていなかったんだ」と感じたという。
「一瞬にして『親友だった』という考え自体に自分で腹が立ち、それから一切メールにも電話にも出ず、最後には着信拒否をしてそれ以来絶縁です」
女性は友人について、「よくよく思い返せば、常に海外に住む友人や都内に戸建てを持っている友人などにやたら執着している子だったと思う」としたうえで、
「逆に自分より田舎に住んでいる人や、自分より『下』とみる人には冷たい態度を取るような子だった。なんであんな子と、そもそも自分は仲良くしていたんだろうと今になって思う」
と憤りをあらたにしていた。女性は「今でも彼女の一言、態度は許すことはできない」といまだに許せない様子で、
「二度と前のような関係には戻りたくないし、戻らないと思っている」
と心境を綴った。