Text by CINRA編集部
松本潤が主演を務めるNHK大河ドラマ第62作『どうする家康』が、1月8日(日)20:00から始まる。ドラマ『リーガル・ハイ』や『コンフィデンスマンJP』シリーズなどで知られる古沢良太が脚本を担当し、戦国武将・徳川家康の生涯を新たな視点で描く。
キャスト一覧や見どころを紹介する。
(C)NHK
大河初出演にして主演を務めるのは松本潤。貧しい小国に生まれ、乱世を生き抜き天下統一を成し遂げた徳川家康役を演じる。
出演発表時に松本は、「古沢さんの考える家康像はとても斬新です」とコメント。「今までとは違う新たな家康を一緒に作っていけたらと思っています。そして乱世に振り回されながら、必死に生き抜き戦国の世を平定させた人物を熱く演じられたらと思います」と意気込みを語っている。(*1)
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岡田准一は、革新的な戦術を生み出した孤高のカリスマ、織田信長役を演じる。本作では家康と信長の関係がとりわけ大切に描かれるといい、松本との共演に期待がかかる。大河ドラマでは、2014年の『軍師官兵衛』で主演を務めている。
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家康の妻である瀬名(せな)役を務めるのは有村架純。今回が大河ドラマ初出演となる。松本とはドラマ『失恋ショコラティエ』(2014、フジテレビ系)、行定勲監督の映画『ナラタージュ』(2017)で共演しており、今回が3度目の共演となる。
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家康にとって最大のライバルである豊臣秀吉役は、ムロツヨシが務める。映画、ドラマ、舞台など幅広く活躍する名バイプレーヤーで、大河ドラマの出演は3回目となる。
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人質として預かった家康に目をかけ教養を身に付けさせ、家康が父のように慕う人物・今川義元役を演じるのは、狂言師の野村萬斎。大河ドラマ出演は1994年の『花の乱』以来2度目となる。
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今回で6回目の大河ドラマ出演となる阿部寛が、甲斐(現在の山梨県)の戦国大名・武田信玄役を務める。生前から死後まで家康を苦しめ続けた名だたる武将を演じるベテラン俳優に注目だ。
※2023年1月6日までに発表された出演者情報や、NHK大河ドラマ公式サイト(登場人物の一覧)をもとに掲載。発表順。
家康の家族
徳川家康役 松本潤
(幼少期:竹千代役 川口和空)
瀬名・築山殿役 有村架純
於愛の方役 広瀬アリス
徳川信康役 細田佳央太
(幼少期:松平信康役 寺嶋眞秀)
五徳役 久保史緒里
亀姫役 當真あみ
お葉役 北香那
お万役 松井玲奈
松平広忠役 飯田基祐
徳川家臣
酒井忠次役 大森南朋
本多忠勝役 山田裕貴
榊原康政役 杉野遥亮
井伊直政役 板垣李光人
鳥居元忠役 音尾琢真
大久保忠世役 小手伸也
平岩親吉役 岡部大
鳥居忠吉役 イッセー尾形
服部半蔵/正成役 山田孝之
石川数正 松重豊
本多正信役 松山ケンイチ
夏目広次役 甲本雅裕
本多忠真役 波岡一喜
渡辺守綱役 木村昴
登与役 猫背椿
大鼠役 千葉哲也
女大鼠役 松本まりか
織田信長役 岡田准一
豊臣秀吉役 ムロツヨシ
お市役 北川景子
(幼少期:お市役 上村結羽)
織田信秀役 藤岡弘、
柴田勝家役 吉原光夫
明智光秀役 酒向芳
佐久間信盛役 立川談春
今川義元役 野村萬斎
今川氏真役 溝端淳平
糸役 志田未来
関口氏純役 渡部篤郎
巴役 真矢ミキ
たね役 豊嶋花
お田鶴役 関水渚
鵜殿長照役 野間口徹
武田信玄役 阿部寛
山県(飯富)昌景役 橋本さとし
穴山梅雪(信君)役 田辺誠一
武田勝頼役 眞栄田郷敦
水野信元役 寺島進
久松長家役 リリー・フランキー
松平昌久役 角田晃広(東京03)
於大の方役 松嶋菜々子
登譽上人役 里見浩太朗
茶屋四郎次郎役 中村勘九郎
浅井長政役 大貫勇輔
空誓上人役 市川右團次
千代役 古川琴音
足利義昭役 古田新太
『どうする家康』の脚本を務めるのは、映画『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005)やドラマ『リーガル・ハイ』『コンフィデンスマンJP』などで知られる古沢良太だ。会話劇を得意とするストーリーテラーが大河ドラマの脚本に初めて挑む。
古沢は制作発表時のコメントで、家康の人物像について、以下のようにコメントしている。「令和版の徳川家康」がどう描かれるのか注目が集まる。
カリスマでも天才でもなく、天下取りのロマンあふれる野心家でもない、ひとりの弱く繊細な若者が、ただ大名の子に生まれついた宿命ゆえに、いやが応にも心に鎧よろいをまとわされ、必死に悩み、もがき、すべって転んで、半ベソをかきながらモンスターたちに食らいつき、個性的な仲間たちとともに命からがら乱世を生き延びてゆく。それこそ誰もが共感しうる現代的なヒーローなのではないか。 - 2023年大河ドラマ(第62作)〈古沢良太 × 松本 潤〉令和版 NEW “徳川家康”! 大河ドラマ どうする家康(https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=27552)より語りは寺島しのぶ、音楽はピアニスト・作曲家の稲本響が担当。制作統括は磯智明・村山峻平、演出統括は加藤拓が務める。