実績を残しているのにもかかわらず認められないのは理不尽だ。東京都に住む40代後半の男性(営業/年収350万円)は、そうした扱いを受け「仕事へのモチベーションが恐ろしく低下しました」と語る。(文:谷城ヤエ)
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「常日頃から上長は頭の中が『売上』『利益』ばかり」
「毎年年末(12月)と年度末(3月下旬)に上長との面談。その上長は社員の査定を決める権限も持っており、年末にはこの1年どうだったか等の面談をし、それらを受け、年度末には来年度4月からの給料が決められる」
と男性は説明。その結果、「元々営業であったが、人員不足等の理由から、総務へ異動」することになった。
「その当時、退職やら組織変更やらで総務には即戦力となる人員がいなかったため、私が代わりに異動することまでは良かった」
「確かに、今この部署を支えられるのは自分しかいないとも思ったし、その部署になることで職場環境の改善などやりたいことは沢山あったし、どんどん良い方向に変えていった」
会社の基幹業務で実績を残したと自負する男性だったが、「そこから2年連続で昇給無し」だったという。
「それに対して年度末の面談で、給料が上がらない理由は何でしょうか?と聞いたところ、『あなたの仕事は評価できない』と一言。そのまま面談は終了したかのように上長は立ち去った」
成果に見合わない上長の態度。男性が納得いかないのも当然だ。
「常日頃から上長は頭の中が『売上』『利益』ばかりで、総務の仕事は売り上げに換算できないようで、コストを落とす、社員の皆が仕事の流れをスムーズにできるよう改善したことは評価に値する仕事ではないようだ」
「自分のしてきたこと全てを否定された気がして翌日からの仕事へのモチベーションが恐ろしく低下しました」
と意気消沈した様子で綴っていた。