ラウリッツェンが手掛けた「ヴェガ チェア」が製品化　カール・ハンセン＆サンで発売

　デンマークの家具メーカー「カール・ハンセン＆サン（Carl Hansen & Søn）」が、建築家ヴィルヘルム・ラウリッツェン（Vilhelm Lauritzen）がデザインした「ヴェガ（Vega） チェア」を製品化した。3月1日に国内での取り扱いを開始する。

　ヴェガ チェアは、1956年に「Folkets Hus（人民の家）」として竣工されたコンサートホール「VEGA」内に設置。同施設内でしか座ることができない貴重な椅子として注目を集めてきた。軽量でスタッキング可能といった機能や、張地の選択肢が豊富なことから、さまざまな用途で使用することができるという。価格は税込5万9400円～。

　カール・ハンセン＆サンは、ヴィルヘルム・ラウリッツェン・アーキテクツ（Vilhelm Lauritzen Architects）が昨年で創立100周年を迎えたことを記念し、ラウリッツェンがデザインを手掛けた製品の生産を開始。ヴェガ チェアに加え、コペンハーゲンの旧ラジオ局「ラジオハウス（Radiohuset）」のロビーのために製作された家具シリーズ「フォイエ（Foyer）」を同日に発売する。オーク材のフレームと布張りの座面や背もたれを組み合わせたベンチ（51万400円～）やソファ（69万6300円～）、ラウンジチェア（47万3000円～）などを揃える。